MEMEの日々のことども

日々の星屑を拾って書き残そう・・、そんな「85歳」。  HP「素材の小路」「MEMEのベランダ」(裸婦デッサン等)「MEMEの便箋」「ドレスの小路」「けいの部屋」など。

王さん退院!

retoto2006-08-01

  • ニュースで「王さんが明日にも退院!」と言っていた。

胃の全摘手術と言えばそれはそれは大変な手術だというのに、術後15日というスピード退院とは!やっぱり体力が違うのだろうか・・・と、ただただ感心する。
感心すると言えば、そもそも胃の全摘手術を「腹腔鏡」で行うこと自体がびっくりする出来事だ。
私が経験した「腹腔鏡による胆嚢摘出手術」のような訳にはいかない事は素人でも分かる。
今回、同じ病室で胃の全摘手術を(普通の方法で)した方がいらしたが、私よりずっと早い手術だったにもかかわらず、私が9日めにお先に退院する時にも、まだ一滴の水も飲めない状態だった。
身体の変調に全く気付かず、ドックで見つかった時にはこのような結果が待っていた・・・とかで、本当に青天の霹靂!だったそうだ。
縫合した胃と十二指腸の手術跡の癒着も疑われる状態で、全身管だらけの実に息の毒な御様子だった。もしかしたら、もう一度開腹手術かも・・・と。
そんな方を知っているだけに、王さんの回復振りに驚嘆している。

  • このところ人間の身体の仕組みの巧妙さに感動しきり・・・。

「胆嚢」という貯蔵庫を失ったことにより、常に少しずつだらだらと十二指腸に垂れ流している状態になってしまった為、いざ食事!という時にきゅっ!きゅっ!と出ていた胆汁の補充が出来なくなり、消化不良を起こし易いとのこと。
退院時の「栄養指導」でお聞きしていたが、まさにその通リ!、 一日に何回も何回も・・・の状態になり、色も綺麗な薄黄色のひよひよした初々しさ・・・。
やっぱり胆汁が足りないのだなぁ・・と一目で分かる悲しさ。
でも、そんな状態も2〜3ヶ月で元通リに身体が慣れてくるから、それまで消化し難い油脂分を徹底制限をして下さい、との御指導。
ところがどっこい! 手術から22日が経過したここ数日で、ちゃ〜〜〜んと「ふてぶてしい色と形」になって登場している私のイトシの「う○○」。
ありがたや・・・ありがたや・・・! (^^♪

  • こういう経験をしてみると、身体の仕組みの凄さに畏敬さえ感じてしまう。

胃を全摘で失った人の機能も、何処かで補う仕組みを自然に身体が取り戻し、食事が普通に出来るようになるらしい。
胃が大きくなる・・という事では決して無いそうだ。

  • 父母から貰ったこの身体、本当に素晴らしい贈り物なのだと、最近とみに思う。

器量も能力も無い、ただの「蟻の一匹」のような存在だけれど、どうしてどうして、私にとってはやっぱり大事な大事な掛替えの無い存在なのだとしみじみ感じる。
だって、自分でもわからないところで、こんなにも必死で正常に戻そうとシャカリキになって働いているのだもの。私の為に・・・!

かわいこちゃん! 私の身体!