今日は、九州や広島近辺の水害のニュースや、コロナウィルスの罹患者数の過去最大の件など緊迫したニュースが目白押しで、思わずテレビの前から動けずに見入ってしまい、夜が更けてしまいました。
どうぞ、被害が最小でとどまりますように・・・と祈ります。
友人のご家族が無事でありますように・・・。
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★ 少し大きくなった「どどすけ」
これからしばらくは、すずめの「どどすけ」物語りを何回かに分けて描いてみようと思います。
本当に、13年もの間私の手の中や胸の中、はたまた髪の毛の中で過ごした「どどすけ」のぬくもりが今でも甦ってきます。
髪の毛の中に分け入り、ばたばたと羽を絡ませながら遊ぶさまは、まるで水浴びをしているよう・・・。
この子に纏わるエピソードは一杯過ぎて、何から書いていいやら・・・と悩みます。
まず、順番から書くとしたら、やはり、台風に飛ばされて我が家の芝生に落ちていた朝の事から書かなくては・・・ですね・・・。
台風一過の生暖かい朝の空気が一気に弾けた事件の勃発でした。
「ママ!ママ!ママ! 大変! 何か生き物が動いている~!!」という家人の大きな声に、何が起きているのか分からないながらも声がする庭に降りたのです。
シャベルに小さな小さな黒い塊を乗っけて、「生きている!生きている!」と大きな声で知らせる家人。
えりな【雑種犬)ちゃんのウンチを始末しようと思って、雨上がりの芝生の中から掬い上げた黒い塊が、もごもご動いたものだから、それはびっくりしますよね。
さて、庭に飛び出した私もどうすれば良いのか見当が付かず、取り敢えずそっと我が家に連れて来る事しか出来ませんでした。
その子が、鳴いていたかは思い出せませんが、手を近づけると大きな口を空けることに気付き、さぁ!まずは何か食べさせなくては・・・!と咄嗟に思い付いたのが「ご飯粒」。
少し練りつぶして柔らかくしたものを口に持っていくと、大きな口を空け、身体をふるふると振るわせながら食べてくれるではありませんか!!!
その時点ではまだ、この子が「何者」であるかは二人とも分からなかったのですが、兎に角、拒否しないで一口・二口と食べてくれるので、「きっと助かってくれる!」と確信したのでした。
野生の雛は、絶対に親からの口移しでないと口を空けない!とおぼろげ乍らの知識が掠めていたので、その一口一口が嬉しくて、もう、手が震えました。
(つづく)