もう、あの日から６９年も経ったなんて・・・。
おぼろげながらも「新型爆弾が投下され、多数の死者が出た模様」という噂は耳にしていたが、小学校２年生の私には想像もできない世界が広島と長崎に展開されていた。
後に明かされたことだが、本来は原爆の標的が「新潟」だったらしいということを知り、身震いがする思いだ。
母の実家に小さな子供達だけ三人が疎開していた処へ、新潟市内に残っていた父や姉たちが何の前振れもなく突然どどど・・と転がり込んできた様子を見て、幼いながらも何か緊急な事態が起きたのでは・・？と思ったものだった。
後に分かった事だが、新潟港が「新型爆弾（原爆）」の標的になっていることを知った上層部の緊急命令で全員が避難し、新潟市が一瞬で空になったのだそうだ。
空っぽの路地を、白い猫が横切るのが目に焼き付いて・・と姉が言っていたことも忘れられない。
そんなことからも、広島・長崎のこの不幸な出来事は、他人事とは思えない。
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しかも、これも後になって知った事だけれど、新潟の我が家に嫁して身内になった人の「伯父上」一家が、任務先の広島で原爆の犠牲になられたということを聞いた。 ↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%9F%E5%B1%8B%E4%BB%99%E5%90%89
この方 ↑ （原爆投下時の広島市長）
ある時、「ゴーストップ事件」のことを取上げたドキュメント特集をNHKが放映したことがあり、新潟から、「伯父を取上げた特集ですので見て下さい」との連絡があって、初めてその人物と身内の彼女が繋がっていたのを知った。
矍鑠とした人格の伯父上にはやりたい仕事が一杯あっただろうに、一瞬にして広島の露と消えた事を知り、慙愧の念で胸がいっぱいになったものだ。
広島・長崎・・と新潟・・・、地図の上ではまるで遠い場所と時間だけれど、こんな深いつながりがあったなんて・・・。
世の中、不思議が一杯だ。
今日の式典で長崎市長がおっしゃったお言葉を、しっかりと胸に焼き付けながら明日に向かおう！！
二度とこのようなことが起こらないように、みんなが目を見張って世情の行方をしっかりと見つめましょう・・・と・・・。
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台風１１号が暴れているのが気がかり・・・。。
三重・四国などで緊急避難の表示が出ている。
どうぞ、最小限の被害で収まりますように・・・。
祈ろう。
