最近、お化粧をする時気になる「眉」の形。
眉は、描く時のちょっとした角度や太さで全く別の印象になってしまう。
以前は末尾の部分にほんのちょっと線を描き足す程度で何とかなっていたものが、７０過ぎのおばあさんともなるとそうもいかない様になってきた。
つまり、左右の眉の形がそれぞれ個性を主張し出したのだ。
・・・、もしかして前からそうだったのに気が付かなかったのかもしれないが・・・。
仕方なく、あ〜でもない・・こうでもない・・と鏡の中の自分の眉と格闘しても、描けば描くほどおかしくなる。
そんな私だが、人様の眉の描き方も気になることがある。
「もうちょっと先端を下に描けばいいのに・・」とか、「眉頭をそんなにきつく描かない方が優しそうに見えるのに・・」とか・・・。
でも、いざ自分のことを「注意」されると気分が良くないのはどうした事だろう・・。
まだ若かった４０代の頃、姉妹で集まった折にお化粧談義に花が咲き「ほら、貴女はこういう感じに眉先を下げると似合うと思うよ」と丁度手にしていた眉墨で訂正しようと私に伸ばしてきた姉の手を、邪険に振り払ったことがあった。
自分ではそれが最良の角度だと思って描いているのに、それを「下げよ」だと・・？
「これ以上下げると【おてもやん】みたいじゃない・・？」と主張しながら。
でも、多分、見るに見かねての口出しだったのだと今では思う。
人様が「よし」としている事に口出しをする難しさをちゃんと心していなくては・・・。
でも、やっぱり気になる「人様の眉の描き方」。
前に「随筆 ことども」に描いたおばあさんのお話 ↓ もその一つ。
http://www.ream.ais.ne.jp/~meme/kotodm40.htm
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★★★ 04/2/20 （43） 亭主の好きな・・・
このところの私の加齢現象には本当に参る！
鏡に映る我が顔のシミやたるみ。手当てをしてこなかったツケがどっと押し寄せた感じ。
PCや洋裁の仕事のメガネ着用のまま鏡を見ようものなら、卒倒しそうな酷さ。
でも、これが私！いいのいいの・・・、おじいちゃん（主人）が何にも言わずに受け入れてくれているんだからと、最後は逃げ道を考えて諦めに入る。
「これからお嫁に行く訳じゃないも～ん！」
それにしても、よくぞこんな私を大事に思ってくれているものよ！と、主人の太っ腹（といっても、私の方が１０ｋｇも体重は重い！）に感謝！
ほんとは主人の好みは「八千草かおるさん」。しなやかなやさしい女性らしさが漂う人。密かに好みを知っているんだぁ。
でも、私が彼女の真似をしたところで・・・。ねぇ・・・。
自分なりには身だしなみにも気を付けているつもりだけど、この加齢現象は加速して行く模様。
鏡に向かい、眉を描いている時にいつも思い出すテレビでの一こまが。
ある老人施設の撮影での事、車椅子を押して散歩中のお婆さんとご主人らしき姿。
おばあさんの顔のUPで「あれ？」・・。眉毛の両方が繋がっているのだ。それも太太と。
柔和な笑顔でおじいさんの車椅子を押して楽しそうに野の道を散歩するのどかな風景が、一瞬不思議な世界に。
付き添っている看護の方が雰囲気を察して、こうおっしゃった。
「おばあさんは、おじいさんの好きなことは何でもするんですよね」
やさしく話しかけるその方に、おばあさんもにっこり。
話によると、お化粧をした太い眉をおじいさんが「素敵だよ」って褒めたのだとか。
それ以来、だんだん眉を太く長く描くようになり、ついには一直線の眉にまで発展したとか・・・。
他人の目にはびっくりするようなお化粧も、本人には「亭主の好きな・・・」の素敵な意思なのだった・・・。
それを柔和な瞳で見上げる車椅子のご主人も、何の不思議も無いかのよう・・・。
それはそれは素敵な「夫婦」の姿でした。
「亭主の好きな・・」・・・
私には絶対なれない「大和なでしこ」風女性。でも、心だけはそうありたいとは思っているのだが・・・。
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急にこんな「眉」のことを書きだしたのは、先日送られてきたある会のお写真に映っている方を拝見したことから・・・。
本当に、お若い時から美しく気高ささえ感じられたリーダー的存在だったお方。
でも・・・、先日お会いした時気が付いた「眉」の不自然さ・・・。
あぁ〜ぁ、あの美しさが・・・と、本当に残念に思えたが、年長でいらっしゃることもあり、もちろん口には出せない。
自分では「絶対」でも、他から見たら「・・・・」の場合もあることに気付かなくてはいけないな・・と今更ながら思う今の私。
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今、ふとアクセスの数字をみたら、なんと！もうすぐ「８０００００」アクセスになりそうです。
８は縁起がいいですので、もしその数字を踏まれた方！ おめでとうございます〜！！
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