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「優先席」のA・B・Cさん
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毎度の事ながら、ホームで電車を待つのは「優先席」の指定がある場所のドア近辺。 (^^ゞ
乗り込んだ「優先席」は6席とも一杯だったので、仕方なく吊革につかまって何気なく席を見下ろすと・・・、前の席はこんな感じの人たちが座っていた・・・。
では、まず【A】の方から・・・。(ごめんなさいね、退屈なものでついついウォッチングをしてしまいますぅ・・)
★ A
ハンチング帽(ワニのマークが付いた)を被り、何やらアイフォンを操っている50〜60代のおじさん。
はたと目についたのが、顔全体を覆っているマスクの色・・・!
消し炭色・・・(古いたとえですね・・! 年齢がわかってしまう・・)。
マスクと言えば「白」と相場が決まっていると思い込んでいる私。
あ、もしかして、「消臭の為に炭を織り込んだ生地」で出来ている新式なのかも・・。
でも、端から見えている「裏」は普通の白い生地なので、装着方法を間違えているとか・・?
表面が白で、裏が消し炭入り生地とか・・?
ま、いいや、そんなことはどうでも・・。
でも、ワニが赤い口をわっと開けている例のブランドマークのハンチングと、ジャケットの襟をびゃっ!と立ち上げている着方と、消し炭色のマスクが一体となって、何だか面白いムードが漂う「優先席」ではあった。
★ B
真ん中に座っている青年。「優先席」なのに・・・。 (^^ゞ
ちらっと目が合った・・。
とたんに、「あ、厚化粧のおばあが前に立った!マズイ!」といわんばかりに、ぎゅっと目を閉じると、あれま! 急に居眠りを始めた!!
しかも、「あからさま」に大きく身体を前に横に・・。
そんなぁ・・。
もしかして、熱が有って病院へ行くところかもしれないし、見えない部分に怪我をしているのかもしれないし、いくらドスこい体型でも、まさか妊娠している訳でもないだろうから、体調が悪い人は「優先席」に座っていて良いのよ・・・。
わたしゃこう見えても、六本木位までなら立っていてもぜ〜〜んぜん平気なんだから・・!
でも、こうもあからさまに目の前でゆらゆらこっくんこっくんされると、何だか前に立っているのが申し訳なくなってくる。
べつに〜! そんなに座っていたいのなら、おばさん(おばあさん)を気にしなくていいのよ〜!!! (^^ゞ
★ C
青年の隣に、ちまっと収まっているおばあ様・・。
全然身じろぎをしないで、「お地蔵様」化している。
お召しのコートも、きっちりと、ハンガーから外してそのまま身体に乗っけたように清廉潔白!!
お靴もきっちり揃えて、清々しいというか、なんというか・・。
こういう「お地蔵」さんのような方でも、激情の青春時代を通り抜けて来た過去があるのでしょうが、その方の周りには、「有り難い」ようなすわ〜〜〜んとした清い空気が漂っていたぞ・・・。
人それぞれ、其々の過去があって現在がある・・。
その、奥深い歴史を想像するのも楽しい。
私だってぇ〜! 今はこんな「どすこい」で悲惨なおばあさんだけど、ウェスト58cm・・な〜んていう時代もあったのよ。
「あなたに一目ぼれしました!一生この美味しそうにわしわし食べる姿を見ていたい!」とプロポーズして下さった方もいらしたのだから!
勿論、我が家人ではないですよ・・・。 (^^ゞ
テレビの「ごちそうさん」ではないけど、食べるの大好きおばあさん。
杏さんはちとずるい・・・。幾ら召し上がっても、あの体型なんだもの・・・。
ま、そういうわけで、私にもそういう過去があって、目の前に立っている「どすこいおばあちゃん」が出来上がったという訳なんだけどね・・。
だけど、気にしないでいいのよ、ボクちゃん。
「席を譲って頂戴!」などとは言わないから、安心して!
だから、そんな大きなゼスチャーの「ゆらゆら・こくこく」は必要ないのよ・・・!!! (~_~;)
・・・って・・、やっぱり「優先席」こだわっているじゃん・・・。
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明朝が心配・・・
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■車中ウォッチング(明日どうする?) 編集
午後から所要で出かける。
電車の前の椅子に座っている女性・・・、ちょっと可愛い。
清楚な面持ちと、赤いブラウスのちょうちん袖(・・・って今どき言うかぁ?)がマッチして、うん、良い感じ・・・・。
足元は、今はやりの「ボーン(骨)シューズ」。
と思ったのも束の間だけ。
ごそごそと赤い大きなバッグから取りいだしましたる・例のポーチと鏡。
それからの25分の奮闘は、例によっての人目も憚らぬ真剣勝負。
だんだん、だんだん、目が釣りあがり、全くの別人かぁ?と思うほどに変身しだし、勢い余って、隣の空いた席にも使いかけの小道具をちょっと置いたりして、睫を少しでも長くしようとブラシでこするのに夢中。
そこに乗り込んできたおじさん。
座ろうとした席に眉ペンシルらしき小道具が置いてあるのを「チラリ」と見て、ちょっとヒルンダかな?と思った瞬間、何と!「どっしん」とその上から座ってしまったぁ〜〜!!!
太ももの辺りに棒のような感覚が触っているだろうに、しっかりと目をつぶって知らん顔。
くだんの彼女はそんな事情は知るよしもなく、すっかり変身した顔を満遍なく鏡に映して納得するや、ごそごそと取り出したのが・・・・! わ、赤い縁の大きなサングラス!
前にもそんなシチュエーションがあったが、まさに又同じことが・・・。
せっかく25分塗り捲った目を、茶色のサングラスでしっかり隠し、おまけに、前髪を引き寄せ、おばけ〜〜〜のように顔を覆ってしまった・・・。
何のための25分だったのさ・・・。
ところで、おじさんの太ももに敷かれた眉ペン、どうなっただろうか・・・。
明日の朝、お化粧をしようとした彼女を襲うパニック!
眉無しでご出勤か? (>_<)
いえいえ、例のサングラスがありますワイ!