(今日は、ペンタブの調子が悪くて、一枚しか絵が描けなかった・・。)('◇')ゞ
六本木に向かう電車の中で、例によって「優先席」に陣取った私。
とある駅で隣の方が席を立って降りられた。
そして、入れ替わりに泳ぐように真っ先に大急ぎで乗り込んできた80過ぎとおぼしきおじいちゃん。
両肘を「く」の字に広げて幅を確保しながら飛び込んでくるなり、
「おっおっ!」と、大きなジェスチャーで私の隣の空いた席を指さして、後ろから乗ってきたおばあさんに大きな声で指図をし、自分も丁度空いた向かいの席によろよろしながら慌てて座った。
あ〜、これで一安心!おばあさんも座れたし・・という安心顔がやさしい。
おばあさんは、私の隣でもの静かに、たんたんと座っている・・・。
そして私が降りる駅が来た時、想像してみた・・・。
「きっとあのおじいさん、私が立ったら奥さんの隣に席を移動してくるぞ!」・・と。
ひゃ! お見事!!あたった!
降りる瞬間にふと見返ると、ほ〜らね! あったり〜〜〜!!!
おじいさんが自分の席から立ち上がり、混んだ人ごみを分けて、おばあさんの隣の席(今まで私が座っていた席)へ突進し、よろよろしながら腰を下ろすところだった! ('◇')ゞ
だって、次の駅が終点なんだから、一駅位別々でもいいじゃな〜い?!
と思いながらも、「たんたん」と前を向いたままの冷静なおばあさんと、そのおばあさんを愛してやまないおじいさんの威張った指図の滑稽さに、思わずほほを緩めながら降り立ったことだった。
大事な大事な奥さんなんですね! (^O^)/
何とも良い風景。