MEMEの日々のことども

日々の星屑を拾って書き残そう・・、そんな「85歳」。  HP「素材の小路」「MEMEのベランダ」(裸婦デッサン等)「MEMEの便箋」「ドレスの小路」「けいの部屋」など。

今日は定期診察日



あっという間に三ヶ月が過ぎて、今日はまた三ヶ月定期診察日。
憂鬱な病院へ・・・。
考えてみたら、手術からもう18年が過ぎてしまったのね・・・。
孫の「球児」が一才の時で、毎日ママと病院へ見舞いに来てくれたのも思い出の中・・。

今、こうして元気で仕事が出来るのも、当時を考えたら本当に夢のような事。

・・・といっても、今、大したことが起こっている訳ではなく、一生のお付き合いを誓った(?)お方=「薬さま」を頂く為と、便宜の為に残した腫瘍(良性)がまた大きくなってきている事の観察・・・という診察日。
多分、このまま手術をせずに冥土の土産にお持ち帰り出来そう・・という先生のお話。
(^_-)-☆


柏の葉公園を眼下に見るこの病院は、名前の通リ、通う時はやっぱり気が重くなる。

待合室の後ろに座った女性の呼吸が「ヒューヒュー」(喉の術後)していたり、診察で名前が呼ばれるとわらわらと家族らしき人々三人ぐらいが付き添って入って行ったり、やっぱり普通の病院とは違う雰囲気が漂う・・・。


でも、頑張るんだ!!  (^_-)-☆  頑張ろう・・・! 


帰りのバスで、面白い事を発見した。
始発バスにそそくさと乗り込んできて、運転手さんの後ろにある階段を登る左右の高い席に、競うようにしがみ付いて登っていく人種が、40前後のおっさんだったこと!
がらがらの車内なのだから、ゆったり普通の席に座れば良いものを、よっこら階段をよじ登って「お山の大将」のように勝ち誇った顔をしている小太りのおじさん二人。


いいなぁ・・・。 こんな風景。


元気が何より! (^O^)/



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プレミアム8<文化・芸術>シリーズ巨匠たちの肖像「革命を起こした隠者・セザンヌ

http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2010-05-25&ch=10&eid=34925

を見る。

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★  番組内容


近代絵画に革命を起こした画家、セザンヌ。隠者のように故郷にこもって絵の技法の開発に明け暮れた。セザンヌの人生を描くとともに、セザンヌの画期的な技法の秘密を探る。



★  詳細

ピカソから“われらみんなの父”と敬愛された画家、セザンヌ。生前は世間から認められず、南仏の故郷に隠者のように引きこもり、新たな絵の技法の開発に明け暮れた。西洋絵画に革命をもたらし、遠近法を破壊し、多視点を導入し、塗り残しや余白が多いことを特徴とする絵を描いた。番組では、求道者であり偏屈者でもあったセザンヌ人間性を描くとともに、画期的な技法の秘密を探る。

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★  感想

「遠近法を破壊し、多視点を導入し、塗り残しや余白が多いこと」・・・といえば、現代の絵を勉強する人にとっては破天荒な描きかただろう。
一見稚屈・・・とも思える(個人的な感想)絵なのに、人生全てを掛けてキャンバスに向かい、頑として自分の価値観を譲らずに58歳(?)まで描き続けたセザンヌ
塗り残しや余白が多い作品も、普通なら「描き損ねた」か「描き飽きた」のかと思えば、そうではないらしい。
裸婦などは、肉感的な盛り上がりが不気味なほど・・・。

今まで何となく持っていた「セザンヌ」へのイメージが全く逆転してしまったような感じ。


う〜〜〜〜ん・・・。(-"-)   わからん・・・。