今から30年以上前の懐かしいMEMEドレス。
こんな可愛いドレスを作ることが小さい時からの夢だったので、夢中で製作に励んだものだった。
でも、今は「ビスチェ」型の肩が出るスタイル一辺倒で、しかもパニエを履かないシルエットが主流。
個性を出す楽しみが薄い時代になったので、作る楽しみが私には薄い。
生地を見つめて、それを生かすデザインを考える時間の充実した濃密なひと時がなつかしい。
昔の、いかにも古いデザインのドレス画像は奥にしまっているので、時々保存中の画像を見つけると懐かしくて・・・。
華紺生地に白のしっかりした糸で刺繍されたこのドレスは大好きだった!
それにしても、生地だけをお持ち込み下さり、デザインは「曲のイメージ」と「舞台の大きさ」と、「コンサートの趣旨」等をお示しの上、ほぼお任せ下さったK様の太っ腹な友情(?)には今考えても頭が下がる。
(お嬢さんのM嬢がヴァイオリンで世界的なご活躍!)
お母様のKさまとM嬢には、私の夢を実現させて頂いたものだ!
ただただ感謝!
一度も洋裁学校に行かず、「好き!」なだけで自己流で楽しんできた私・・・。
「好きこそものの・・・」を実践出来て来たことが夢のよう。
ありがとう! 感謝!