思えば、これを描いているころから、「裸婦デッサン」はもう諦めなくてはいけないな・・・と、体調の悪さを気付いた頃だった。
無念の「デッサン会」脱会。
あれから一年余・・・。
今日、無性にデッサンを描きたい気分になって、昔の作品を見ていた。
一か月に二回だけのささやかな楽しみだったけれど、家人が車の返納をしたことで重い画材を持っての行き帰りに耐えられなくなったことと、体調の変化が急に重く圧し掛かって来たことで、もう、これまで!・・・・!とデッサン会から離れてみたけれど、24年間続けて来た「好きな事」を辞める大事を素直に受け止めるにはやはりかなりの勇気が必要だった。
そして、一大決心で離れてからも、何か空虚感が漂う日々・・・。
でも、実際のモデルさんを目の前に描くことで「遠近感」や「息使い」をくみ取る贅沢な空間は、写真を見て描き移す描き方とは、「天と地」の差。
やはり、実際のモデルさんを目の前にして描くことにしか価値を見出せない私。
「遠近感」を、ぺラリとした平面にしてしまった「写真」を描いても、何にも勉強にならない。
毎回ポーズ決めの為の「4分クロッキー」を描くのが決まりだったけど、そのクロッキーのポーズの中から色付けしてみようかな・・・?
こんなのが面白いかな・・・?