六本木会へと向かう車中。
久しぶりに「車中の人」 になって、さ~ていつもの「ウォッチング」を始めようと周囲に目を泳がす・・・。
残念、それらしきお方が見当たらない。
・・と、ある駅に着いて扉が開いたとたん、がやがやと数人の塊が押し合い圧し合いで乗りこんできた。
わやわや、数個空いていた席をめがけて右往左往・・・。
そのあまりの勢いに、座っていた人が立ち上がってそっと別の車両へ移るひとも。
はぁ・・・。
座るべき人が全部座ったとみるや、目の前のおばあさんが、リュックのポケットをまさぐって何かをわっしと取り出した。
そして、前かがみになりながら、手一杯にこぼれそうなほどの何かを付きだしながら向かいの座席の私達の方にやってくる・・・。
そして、私の隣の女性に「ほれ!」かなにか良いながら差し出した。
その女性がけらけら笑いながら受け取ったのが、「飴」一粒。
次は私・・・! か・・?
と身がまえたら・・・!
違った!
私を通り越して、左隣のお爺さんに飴を一粒・・・。
みんな、けらけら笑いながら受け取っている。
(飴印を付けた方たちが「飴一味」(?)だったようだ)
そうか・・、これが噂に聞く「あめちゃんおばあさん」なのか・・・? (^O^)/
関西で出没するらしい「あめちゃん」を初めて目にしたことだった。
あやうく、私も手を差し出すところだったぞ。 ふぅ