この度の福島で起こった、世にも恐ろしい「メルトダウン」の実態を克明に再現した特集。
見ながら、身震いをする思いだった。
人間が何かの決断を迫られる時、どのような心境になるのかということが見えた。
それにしても、実際にはメルトダウンが起きている時間帯に枝野氏が記者会見で発表していた「大丈夫」は実に怖い発言だったことを今にして思う。
勿論、全容がまだ何もわかっていない状態の時なので仕方なかったとは言うものの、それならそれで発表の内容を正直に「まだよく分かっていません」というべきではなかったか・・・？
しかし、それもみんな今になって言える事。
原子という「化け物」の恐ろしさ。
地震国日本のあちこちに、しかも、悉く海に面して設置されている日本の現状をもっと「危機感」を持って再検討すべき良いチャンスだと思う。
３月１１日以降の、前代未聞の「計画停電」の措置はいったい何だったのだろう・・と今にして思う。
つまり、「原子炉」なくしては日本の電力事情は成り立たないのだ・・ということをインプットさせるべく仕掛けた茶番劇に踊らされた感じ・・・。
今現在、福島はもちろんのこと、あちこちの原子炉が停止した状態であるにも関わらず、つまり、あの時点より事情が全く改善されていないのに普通に電力が供給されているし、ましてや、あちこちにクリスマスのイルミネーションが美しく輝いている。
今までのことは全て取り返しが出来ない事で仕方がないにしても、これからの日本の進むべき「電力供給資源」の行方をもっと検索して頂きたいと切に思う。
そして、全ての事で国民に正直に対して頂きたい。
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