MEMEの日々のことども

日々の星屑を拾って書き残そう・・、そんな「85歳」。  HP「素材の小路」「MEMEのベランダ」(裸婦デッサン等)「MEMEの便箋」「ドレスの小路」「けいの部屋」など。

母「けい」のほっぺ

retoto2006-08-07

   

  • 新潟の母「けい」に会いに行ってきた。

最近までは点滴で辛うじて栄養を摂っていたのに、血管が細くなって最早それも通用しなくなり、別の手段をとり始めたという連絡を医者の兄から知らされていたので、私の身体が落ち着くのを見計らって飛んでいったと言うわけ・・・。
丁度私の入院・手術・・という大騒ぎの時期と一緒だったので、はらはらどきどきしてこの日を待っていたのだ。
お盆の帰省ラッシュが終わった頃に・・と思っていたのだが、私の体調の回復が思いの他早かったのと、息子達の旅行の日程の都合で(わんこちゃんを預かる)突然決まったこと。
一家と病室で落ち合うことにしていたが、姉達三人と連れ合い様も連絡を取り合って集ってくれ、まぁまぁ、思いも寄らない賑やかなお見舞い!!!
個室の壁には、母のお気に入りの「母子像」が懸かっていて、病室全体が和やかなムードで華やいでいる。
この絵のベビーちゃんは、姉妹の内の誰を描いたものだろう・・・と皆の話題になっている「問題の」絵。
皆がそれぞれに、「わ・た・し!」と心の中でにんまりしているのは想像できる!
(^_-)-☆  勿論わたしも! うふ。
病院には毎日毎日兄嫁が気遣って訪問してくれ、最早「我が家のリビングルーム」という感じに落ち着いた雰囲気に設えてくれている。

  • 母は思いの他元気そうで、顔の色艶も今までと変らず、本当にほっとした。

ほっぺを付けて「ともちゃんですよぉ〜!分かりますか?」と声を掛けると、目を開いて、手をぎゅっと握ってくれた。
多分分かってくれたものと思う。
あったかいほっぺ・・・。
もう、それだけで良い・・・! あったかいほっぺが全てだ! うれしいぞ!


姉妹みんなが居てくれたこともあって、和やかな楽しい病室の時間を過ごせたことがうれしい。
もっと胸詰まる思いになるかと気が重かったのだけれど、本当にほのぼのしたままお別れ出来た。

  • その後、御一行様・・・!という感じで、予約してくれた中華料理店に繰り出し、美味しいお料理をいただきながら昔話に花が咲いて、存分に楽しい時間を過ごした。

これも母が呼び寄せてくれたもの・・・と感謝!
また会おうね!と約束して別れを惜しんで帰途に着いた。
姉妹っていいなぁ・・・。
こんなにいっぱい宝物を産んでくれた母に感謝! と皆で言い合ったことだった。