MEMEの日々のことども

日々の星屑を拾って書き残そう・・、そんな「85歳」。  HP「素材の小路」「MEMEのベランダ」(裸婦デッサン等)「MEMEの便箋」「ドレスの小路」「けいの部屋」など。

ぶんぶく茶釜

retoto2006-01-14

  • 「ぶんぶく茶釜」で有名な、館林の「茂林寺」の方丈さまがこの4日にお亡くなりになったことを知った。

私の幼馴染が大黒様(奥様)でいらしたので、何回か茂林寺をお訪ねしたことがあり、一度などは一泊で高校の同期会をやり、座禅を組ませてもらったりしたものだ。
朝のお勤めや、食事の作法など、珍しいことをご指導頂き、思い出深い2日を過ごさせてもらった。
裏山の筍狩りにも黒いサムエ姿でお付き合い下さり、掘りかたを一人一人に一生懸命教え、一緒になって鍬を振っていらした姿が目に浮かぶ。
何より面白いエピソードとして覚えているのが、サムエのお尻部分から、ちらりちらりと白いものが時々見えていた事。
もしかして、サムエの構造上の事かもしれないけれど、うら若き(?)50台の私達としても、ちょっとドッキリ!だったものだ。(>_<)
そんな事には全然無頓着・・という風情の逞しい堂々たる体躯の方丈さまだったのに、先年先に亡くなられた大黒様を追う様に早々と駆け足でご逝去なさるなんて・・・。

最初に訪れたのは、私の長男が5年の頃だったから、もう30年も前の夏。一家で車で軽井沢に行く途中に館林を通リ、茂林寺に立ち寄ったことがある。
渋滞を避けて早朝出発したため、朝早く着いた茂林寺は、キーンとするような静けさの中に、かの有名な「ぶんぶく茶釜」の狸たちの像がずらりと並んで出迎えてくれた。
そんな早朝にも関わらず、一人の僧侶が庭を掃いていらっしゃるのに出会った。
私は、彼女(大黒様)には何の連絡もしないで立ち寄ったので、そのまま軽井沢に向かうつもりだったが、その僧の穏やかな無言の会釈を受けて、ついつい、「幼馴染のものですが、奥様はお元気でいらっしゃいますか?通リかかったものですから、お懐かしくて・・」と申し上げてしまった。
そうしたら、「ちょっと呼んで参ります・・・」と奥に行かれてしまった。
後で知ったのだが、なんと!そのお方が「方丈様」だったとは・・・。

彼女(奥様)とは、小学校・中学校・高校と同じ学校で共に過ごし、特に小学校時代などは学校の隣にあった彼女のお宅に、毎日毎日遊びに行ったものだった。

その彼女がお亡くなりになった事を知ったのはほんの一年前。
その後、こんなに早くご主人(方丈様)まで後を追う様にお亡くなりになるなんて・・・。本当にショックだった。
先日、彼女の形見です・・・と友人が届けて下さった「淡水パールのネックレス」。何だかとても悲しい。


  • 今夜の夕食は、例によって主人の大活躍!

殆ど一日懸かって「餃子」「牛肉の角煮」「ワンタン」「大根の煮物」などなどを作って二階も呼んで夕食会。
兎に角凄い! 買い物から全て自分一人でやってくれる。
ありがたいことだ!!感謝!
お陰でドレス仕事に専念出来て大分捗ったぞん!