私が「霜柱」を初めて見たのは、新潟から嫁いだ東京・金町の庭でだった。
ざっくりと地面を持ちあげてキラキラ光っているガラスの柱のようなもの・・・。
朝日を浴びると、まるで宮殿に林立する銀の柱のようで、ドレスの裾をひらめかせてお姫様が躍っているような雰囲気・・・。
故郷新潟では、絶対起こらない自然現象。
朝と夜の気温の差が少ない新潟地方(特に私が住んでいた海岸より)では・・・。
東京の冬の上州高崎山からの「空っ風」にはびっくり。
結婚して、銀行員生活から一挙に主婦になり母になった私の手は、見事に荒れまくり、病院に通う有様。
これが、日本海側の生活と、太平洋側の生活の違いだと気が付いたのは暫くたってから。日本の真ん中に連なる山々によって起こる気象の変化がまるで違う「冬」を作っていることに・・。
昼は温かく、夜にぐっと冷え、冬は空っ風が容赦なく皮膚の水分を奪っていく・・。
そんな太平洋側だから出来る「霜柱」は、私にとっては本当に珍しいものだった。
本当は、もっと条件良く撮影したいところだったけれど、家人に頼んで、朝のルリのお散歩ついでに公園で携帯で撮影して貰ったものだから・・・。( *´艸`)
その内、もっと「もりり」と立ち上がった素敵な「霜柱」を撮影したいと思う。
朝、早くないと撮れないしなぁ・・・。 寝坊だからなぁ・・・。 ( *´艸`)