MEMEの日々のことども

日々の星屑を拾って書き残そう・・、そんな「85歳」。  HP「素材の小路」「MEMEのベランダ」(裸婦デッサン等)「MEMEの便箋」「ドレスの小路」「けいの部屋」など。

アクシデント続き

   

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★ ルリちゃんの件

  • 母の四十九日の法要の為に新潟市の実家に出かけた。

25日の法要に合わせて、一日前の24日に自宅を出発。
その日程で、たまたま二階の連中も春休み最後の旅行を計画していて、チビルリちゃんを預けられなかったので、車で連れて行くことになった。
初めての遠出も心配だったが、何より、宿泊予定の越後湯沢のリゾートマンションの規定が動物を部屋に持ち込むことを禁止しているので、さて、ルリちゃんをどこで寝せようか・・ということが最大の懸案事項。
新潟への往路の途中で一泊と、法事が終わった後の復路に一泊、合計2泊。
地下の車庫から直通のエレベーターでコートにくるんでこっそり部屋に持ち込もうか・・?それとも大き目のバッグに入れて・・?

  • 出かける前に練習!と、試してみたが・・・、コート案は、「頭が隠れると大騒ぎでむくむく大騒ぎ」することが判明で「×」!

ではバッグ案・・!  同じ理由で、もこもこ騒いでこれも「×」!
では、口の開いた大き目のバッグで・・・? これも、もがもが・・ぴょんと飛び降りてしまい「×」。 ^_^;
もう仕方ない、地下車庫に止めた車の中でねんねして貰うしかない。
先日の管理人さんの話では、「皆さん地下車庫の車の中で寝せていますね・・」ですって。
わ〜ん、大丈夫だろうか・・・?
ここ越後湯沢は関越で東京から2時間で行けることから、そちらからお出での方が多い。
動物持込みの許可を決めてくれると良いのになぁ・・と皆思っていると思う。
でも、仕方ない。規則に従おう・・・。(-_-;)

  • で・・、結果は「案ずるより・・」だった!! (^_^)v

ちゃんと二泊とも、お利口でオトナシク地下車庫の車の中でねんねしてくれたのでこれは解決済み!


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★ 能登半島地震

  • 24日はゆっくり湯沢で一泊し、25日の朝、いざ新潟へ出発!とルリちゃんも乗せて関越・北陸道をひた走り、もう30分程で実家に到着か・・と言う頃、ルリちゃんのおしっこで立ち寄ったパークで、突然ぐらぐらっ!!と地震が!!!

わらわらと揺れが長く続き、これは大きな地震だ!と直感した。
走行中でなくて良かったね・・と家人と目を合わせる。
間もなく車のラジオから震源は「北陸地方」・・「震度6強」とニュースが入る。
・・・ということは・・・?わっ!大変! 大宮から新幹線に載っている妹夫婦は大丈夫・・?
案の定、新幹線が大幅に遅れて到着し、予定していた法要のお経も一時間半ほど遅れて始まった。(方丈さまのご配慮で、待って下さった・・)
新潟到着9分前に地震が来たらしい。
暫くストップした後、線路の確認をしながら徐行運転でのろのろと走行し、9分の筈が一時間半もかかって無事新潟に到着。

  • 金沢といえば、家人が2年余単身赴任した地でもあり、私も輪島などを訪ねたりしたが、時間がゆったり流れているような素敵な所だった。

今度の災害は、震度6強!という強烈な揺れだったにも拘わらず、火事が出なかったことや、家屋の密度がゆるかったこともあり、被害が最小限で止まったことは不幸中の・・であろうか。
阪神大震災の震度より大きかった・・とか?)
勿論、被害に会った方もいらっしゃる訳で、どうぞ力強く立ち直って欲しいと祈ろう。

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★ 納骨式

  • 30年前に父の為に建てた実家のお墓の前で納骨式。

小雨も丁度あがり、すがすがしい空気の中、無事に父の元に収められた。
これで、寂しがりやの父も安堵しただろう。
多くの身近な人に見送られて、この日から本当の「仏様」になったのだと思うと、複雑な心ながら「よかったね」と話しかけたことだった。
残された者たち皆がそれなりの幸せな生活を営んでいる事実だけでも、本当に奇跡に近いことだと思う。
兄弟姉妹7人それぞれと、その伴侶達6人(長姉の伴侶は87歳で2年前逝去)、それぞれの子供、孫達もみんな無事にすくすく成長している・・・。
それだけで親孝行が出来たといえるかもしれない。
何の心配事もなく、後ろ髪曳かれる思いもなく仏様になれたということは、それは正に「人生を全うした」ことになろう。
羨ましいような「98歳」だった。
これも、同居して惜しげもなく面倒を見てくれた兄一家のお陰と、最敬礼をしたくなるような心境。
特に兄嫁の献身的な姿に接し、いつもいつも感動を覚えていた。
ありがとう!!! そして、ご苦労様でした!!! m(__)m

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★ 料亭で ハプニング!!!

  • ここで、凄いことが起きた!!

地震で新幹線が遅れたハプニングから、時間的にずれ込んだお食事会だったが、料亭の方も快く受け入れて会を始めて下さったが、ここでとんでもない事が起きようとは・・・!

  • びっくりするようなお料理の豪華さに目を丸くしながら、食事もたけなわに入っていた時、向こうのテーブルが騒がしくなったのに気付いた!

「大変!倒れた!倒れた!」「救急車を呼んで!」・・・ という長姉の声。
何が起きたのかが分からず、皆がいっせいに立ち上がる。
人数が多い為、二列のテーブル(椅子式)に分かれての食事会だったが、向こう側で何か起きているらしい。
駆け寄ってみると、三番目の姉(76歳)が椅子にもたれてぐったりしている。
「早く椅子を並べて寝かせて!」と誰かの声。
私も、お帰りになった方丈様の席のテーブルを押して空間を広くしたりしながら振り返って姉を見ると、意識が無い模様。

丁度方丈様を見送りに会場を出ようとしていた兄(医者)がその気配に気付き、さっと駆け寄り、脈を取る・・・! 脈が無い!
すぐさま心臓マッサージを始めた!!!!
皆、手に汗を握って祈りながら立ち尽くす・・・!
その時、彼女の連れ合いが駆け寄り、切羽詰った声で叫んだ!
「おい!」
その声に呼応するように、呼吸を始めた姉。ふぅ・・・! もう、身体が浮遊した感覚。
そうこうする内に到着した救急隊員に、自分から「血圧の薬(カタカナの薬の名前を言っていた)を重複して飲んだ」ことを伝えるまでに回復していた。
つまり、朝、調子が悪かったので血圧を測ってみたら、200を突破して「エラー」表示が出ていたそうで、途中でまたまた具合が悪くなったので、身体に悪いとは知りながら(彼女も医療従事経験者)もう一回飲んだのだそうだ。
それで今回のハプニングの原因が分かった!! 
担架で運ばれる頃には、もうすっかり何時もの彼女の声になっていたので、ほ〜〜〜〜〜〜!!と胸をなでおろしたことだった! (ーー;)
それにしても、今になって言える事だが、連れ合いさんの「おい!」は感動的だった。

  • びっくりしたことには、救急車の中から搬入先を探しても、日曜日とあってなかなか受け入れ先がみつからないらしい。

随分経ってからやっとOKが出て、サイレンと共に搬入先へと走り出した。
今回は薬の重複服用によるショック症状だったことがほぼ分かった状態だったので、それほど心配はしなかったが、これが心筋梗塞や脳関係だったら・・と思うと、救急車を呼んだからもう大丈夫・・!とはいかない現実を垣間見たことだった。

  • 今回の事では、兄の手早い処置で事なきを得たが、自宅で一人の時などで起こったらこうは行かなかっただろう。

ショック症状で心肺停止状態のまま三分経過したら、脳に重大な後遺症が残るという。
落ち着いてからの会話で、母の遺影が見ている前での兄の手早い処置で事なきを得たのも、何かの幸運だったのね・・・と。
自宅での出来事だったらと思うと、ぞっとする。
白いカーネーションに囲まれてにこやかに微笑んでいる母の遺影の目の前で起こったことで、母の助けがあったのかしら・・と、平静に戻った皆の話題。
あ〜〜〜〜、何事にもならなくて本当に良かった!  ふぅ・・・! (>_<)

  • その後は、もうすっかり平常に戻った彼女を確認した事もあり、普通に(とは言えないかな?)会を続けられたことだった。

もう、姉の体調も回復していたようだが、この際、血圧のことやいろいろな検査をする為に、一週間程入院して徹底的にケアをして貰うことになっている。
翌日、水戸に住む彼女達の長男一家4人が車で駆けつけて来たそうだ。
国立大学の助教授である彼も忙しい身、心配しながらも安全を確認するとすぐ、トンボ帰りでその日の内にまた車を飛ばして水戸まで帰宅したそうだ。遠くの地でこのような知らせを受けたら、さぞかしびっくりすることだろうなぁ・・・。
でも、こんな風に心配してくれる家族がいるのだから、健康面でもっと気をつけて元気でいなくちゃ!としみじみ感じた。

  • そんなこんなの、びっくりびっくりの法要だった。

でも、今回のことでいろんな事を勉強した。
この教訓を乗り越えて、みんなで気を付けて次回の法要には全員元気で集まれるよう祈っていよう。

  • 主催してくれた兄とその家族には、心から感謝とお礼を申し上げまする〜!

m(__)m

ふぅ・・・。