ここ何回か使っている「杖」。
昨日はこの公園を通り過ぎたところにある「歯科医」さんまでお出掛け。
今度こそ「すっころばない」ように、公園の中を通ってしっかりと杖を突いて行きました。
遣い慣れない為に力の入れ方が間違って居るのか、コロナの予防接種をした左腕より杖を付いた右腕の方が倍痛いのはなあに・・・? ( *´艸`)
この杖・・・!
最近近くで開店した「ダイソー」のお店で買った「150円」のもの。
でも、家人が80歳になったお祝いの記念品として元の職場から贈られてきた、つるっつるの高価そうな杖よりとても使いやすい。(ごめん)
家人も、私と一緒に「杖遣い人間」に変身してくれたのだけれど、やっぱり【記念品】の杖は・・・。で、何やら昔から「猫の手」のように遠い処のものを引き寄せる為に使っていた軽い木製の物を使い始めた。
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ここで、電子書籍で書いた「車中ウォッチング」の中の「杖」の話を思い出してしまった・・・。
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「鳩杖」
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千駄ヶ谷からの帰りの車中での出来事。
丁度「年寄り席」が空いたので一番端(扉側)に座ってほっと一息。
この頃は、恥も外聞も無く座りたくなる・・・。 (~_~;)
次の駅で対面の座席の一個が空いたが、乗り込んできた老紳士が
よろよろとその空間に座った。
危なっかしい足取りのその紳士の手には、アノ「鳩杖」が
しっかりと握られていた。
先日、家人のかっての勤務先から80歳(数えで)になると贈られる
習わしの「鳩杖」が届いた。
それで「鳩杖」というものを知った訳だが、その紳士はその鳩杖が
無くては歩けない位の気配・・・。
電車が動き出し、ふと前の席のその紳士に目をやると、何やら
私の近辺が気になる気配。
何か言いたげな表情を、見るともなく見ていたが、
「やだ!まさか私の顔のベル麻痺に気が付いた・・・?」とか、
「もしかして、私の服装がオカシイ・・?」とか、
「えっ、やだ! 私に見惚れている・・?」とか(えへ!これはウソ!)
・・・、何となく落ち着かない。
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・・・!!!!と!!!!
にゅ〜!!っとその「鳩杖」の握りの部分が私の目の前に!
「えっ、なになに?!」とのけぞる私の目の前で、
力なく宙を彷徨う【鳩】・・・。
紳士よ!気は確かか・・?とびっくりして目を上げると、
中腰になってはぁはぁぜーぜーのおぼつかない足を踏ん張って
腰を浮かせている!!!
ぎゃ! な・なにを血迷っていらっしゃる〜〜!
と叫びそうになったとたん、
その杖の「鳩」ちゃんが、到着すべきところ・・つまり、
【隣との境の扉の取っ手】に届いて、紳士が全身の力で杖を引っ張って
戸を閉めているところだった・・・。
・・・つまり、開いていた「戸」を閉めたかったのだった・・・。
誰かが開けっ放しにして隣の車両に移動して、私の席側に開け放した扉の
取っ手が来ていたのだ。
閉めてくれ!という「ワシ」の願望を
気配で察してくれよぉ=!
と目線ビームを送っていたのに、私は全然気が付かなかったのね。
その視線を・・「私に気があるぅ・・?」などと・・(^O^)/
きゃ! きゃ!きゃ! ふふふふ
全身全霊の力で扉を鳩杖の取っ手で引っかけてぐぐぐぐxxxっっと引き寄せ、
その後息も荒くシートに身を沈め、ふうふういいながら目を閉じている紳士。
ごめんなさい〜〜〜〜・・・、気が付きませんでしたぁ!・・・。 (~_~;)
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なんでこんな時にこんなことを思い出すのでしょうね・・・、私ったら! ( *´艸`)
ほらね、もうすっかり昔の「いたずらおばあさん」に戻っているでしょ? ふふ
ルリちゃんがせっせと通った ちっちの畑(家の目の前ですけど)へのノリ面に、こんな綺麗な緑が生い茂って居ました。
これ、なんの葉でしょうね・・・?
ルリちゃんに写真を見せてやろうと思います。
ちょっとした「よろずウォッチング」はまた明日・・・。