一昨日に銀座「王子ホール」で行われた「松本圭子さんのリサイタル」の第一部は、
バッハ特集とシュトラウス特集で編成されていて、原語で謳われているので、プログラムを読んで備えていたが、何とも美しい世界が広がっていた。
一部の衣装は、その美しい世界を彷彿させる澄切ったブルーに金の刺繍を施した
豪華な生地でお作りしたロマンチックなドレス。
そして、二部は「創世の神話 あねとおとうと」と題した木下宜子氏「台本」、
増本伎共子氏「作曲」、大島尚志氏「演出」、山形明朗氏「ピアノ」、
石川 高氏「笙」という、層々たるメンバーで綿密に綿密に準備されてきたもの。
光栄にも、「衣裳」〇藤 智とプログラムに名前を載せて頂き、光栄!!!
松本圭子氏の為に書きおろしたモノオペラで、今回で3回目の公演になる。
最初の公演の時の衣裳は、誰もが想像するような「神話の世界」らしい衣装をお作りした。
二回目は、さるお寺の本堂での荘厳なリサイタルだったので、白地レースに紫を裾染めしたオリジナルの衣裳を創案して作成した。
先日も書いたように、わざわざ出雲に赴いて成功を祈願して求めてきた「お面」を舞台の真ん中に据え、暗闇の舞台端に佇みほの見える「卑弥呼」のシルエットから始まる演出のぞくぞくする期待感から始まった。
その一部と二部の間の時間に、ほの暗い舞台の真ん中にきらきら照明をあてて、輝く「お面」を象徴的に導入に導く効果を演出していたのがすご過ぎた。
休憩時間に、ふと見れば、突然舞台のまばゆい照明を一身に受けて佇む「能面」の神秘的な違和感に、これから始まる「神話の世界」に誘われるようにカメラを持って舞台に駆け寄る方が多かった。
私も一枚・・・。
何はともあれ、一大仕事が成功し、ほっと気が抜けたような・・・。
さて、次の「黄色ドレス」(これとは別)に取りかからなくては・・・。
がんば!
そうそう、4年前のリサイタルのドレスのページが出てきました。
懐かしい・・・。
↓ 4年前のリサイタルでご着用下さったドレスが見つかりました!
二年前の「還暦年を記念したドレス」は、赤いちゃんちゃんこ・・じゃなくて
赤いふりふりドレス!!! ↓
なつかしい・・・!