MEMEの日々のことども

日々の星屑を拾って書き残そう・・、そんな「85歳」。  HP「素材の小路」「MEMEのベランダ」(裸婦デッサン等)「MEMEの便箋」「ドレスの小路」「けいの部屋」など。

今日は病院へ・・・

先日入院していた病院の検診予約日。
あの「衝撃的な顔面の変貌」から約2か月・・・。
先生にお会いした途端「わ!凄〜い! 良くなっている!」と満面の笑みで迎えて下さった。
「無理を承知で入院を決行してもらったけど、本当に良かったですね!」と、あの時の一騒ぎを覚えていてくださった。




「最重度で、もしかしたら完治しないかも・・と思っていた位だったのに、良くこんなに上手く治りましたよね!!」と、先生の方がびっくりした感じ。


「これで満点だから、今日で卒業にしましょうね・・・」というお言葉で、「ベル麻痺」という凄い経験から足を洗ったわたくし。  (^O^)/
これで自由の身!!   わ〜い!




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先日blogで書いた、同室だったSさんを見舞いに5階まで行ったが、廊下の入口の名前を確認したら別の名前が書いてあった・・・。



Sさん、どうなさったのだろう・・・。



暮で混み合っている会計の順番待ちの間に抜け出して、一目会いたいなと訪問したのだが、何だか胸騒ぎがして、彼女の名前がないことをナースステーションに尋ねる気力も無く、そのままロビーに戻ったのだった。



ところが!!
そこで、当時同じく同室でおしゃべりをして楽しんでいたHさんにばったりと出合った!!
そのタイミングに本当にびっくり!!



彼女は治療に行った折にSさんにお会いしていたとかで、「あの頃は元気におしゃべりをしていたけど、あなたが退院してから徐々に身体が衰弱していって、今はかなり悪い状態で、もし寝ているようだったら起こさない方がいいですよ・・・と看護師さんに言われた」とのこと。



病室が変わったけど、同じ5階にいらっしゃるわよ・・・とお聞きし、一瞬もういちど5階に引き返そうかと思ったけれど、美しい笑顔がもう出ない程になり、全身管だらけで伏していらっしゃるので、もしかして却って「酷」かもね・・・との言葉に戸惑いが消えた。



私がもしその立場だったら、そんな悲しい姿は誰にも見せたくない・・・。



そうね・・・、弾んだ美しいお声と、にこにこと楽しそうに笑っていらしたSさんのお顔を大事にしましょう・・・。





食事が全く出来なくなり、スープも召し上がれなくなって、点滴と輸血で身体を保ち、体温が35度、血圧最高70・・・などというお大変な時にも、にこにこと昔の旅行のお話などをして下さって、一度も愚痴をおっしゃらなかった・・・。
あんな頑張り屋さんだったから、もう少し頑張って欲しい。




心が千路に迷っていた今日の午後。




これから手紙をしたためようと思う。
読んで下さる体力がお有りだろうか・・・?


祈るしかない。