MEMEの日々のことども

日々の星屑を拾って書き残そう・・、そんな「85歳」。  HP「素材の小路」「MEMEのベランダ」(裸婦デッサン等)「MEMEの便箋」「ドレスの小路」「けいの部屋」など。

敬老の日

retoto2005-09-19

  • 昨日メールボックスを開けると、迷惑メールの雪崩の中から新潟の実家の義姉からのうれしいメールが輝いていた!

「毎年のことながら、ご長男さまからおばあちゃん宛に素敵なアレンジメントの花束が届きました!早速病院のおばあちゃんのところに持って行って見てもらいました。その時の写真を添付しますね!」という文面と一緒に、携帯で撮った小さな写真が付いてきた。
早速開いてみると、母「けいさん」が、ひまわりの黄色い明るい花束を前にしておすまししている画像が・・・!
何だか、その画像を見ているうちにうるうるしてきた。そして、心が大きく揺さぶられてきた。

一つ目は私自身のことで・・
二つ目は息子とママのことで・・・
三つ目は実家の義姉のことで・・・

  • 私自身のこと・・・

結婚以来、「母の日」と「お誕生日」と「敬老の日」は必ず母に花束を贈ってきた私。それなのに、母が夢見人になって入院をした数年前からぴったりとそれを止めてしまっていた。それにはいろいろ気使いも入っていることは有るにせよ、そんな私の知らないところで、毎年息子たちが贈り続けていたなんて・・・。
今回写真を送ってくれたことで知った息子たちの行為。
彼等の温かい眼差しを本当にありがたいと思うと同時に、自分のふがいなさを嫌と言うほど実感した。
物事は、自分の心に素直に実行した方が良いのだという事も!
返ってご迷惑をお掛けするのでは・・・とか、要らない遠慮から止めてしまった私だが、優しい義姉の行為で病院まで届けて下さり、明るい黄色の花の中で元気そうな顔で映っている母の姿を写真で見せて下さった。
みんなの温かい心に囲まれた母の越し方を思った。

  • 「けいの部屋」に彼女の生き方を掲載してきたが、過酷な加齢との戦いの部分にはとても加筆する勇気が持てずに、そのまま更新する事も無く来た・・・。

いや、敢えて私自身、HP「けいの部屋」へ訪れることを拒否してきたような気もする。
彼女の素晴らしい生き方を尊敬し、慕ってきたあまりの私のこの行動は、自分でも理解出来ないことだった。
実際に介護に当たってくれた義姉への、言葉では言い表せないほどの感謝の気持ちが強ければ強い程、遠くに住まって何も出来ない自分の立場が辛かった。
そんな私が「けいの部屋」で「母こそは命のいずみ」などと、加齢前の母を絶賛する文を書き続ける行為は本当に心苦しいことだった。かといって、現実の姿や経過を書くことは、娘の私には悲しすぎる行為だ。だから、「けいの部屋」をもっと充実したものにしたいという気持ちはあるものの、そこへ行けなかったというのが事実。

そんな私の心の推移は、要らないことだったことに今気付かされた。

本当に素晴らしい人脈に囲まれていることを実感する。

息子たちよ、ありがとう!
そして、みんな、ありがとう!    うるうるうる・・・。


こんなに嬉しく、感動しているのに、二階の息子に打ったメールの文面は・・・
「新潟のおばあちゃんに花束をあんがとさん。感謝感激雨あられ・・・」

私って・・・。(^_^;)