MEMEの日々のことども

日々の星屑を拾って書き残そう・・、そんな「85歳」。  HP「素材の小路」「MEMEのベランダ」(裸婦デッサン等)「MEMEの便箋」「ドレスの小路」「けいの部屋」など。

フィギュアー フリー

残念!!  日本の期待を背負った浅田真央、銀メダルで終わった。
金は予想通リ 韓国の キム ヨナ。
「キムヨナ」の演技は圧倒的に素晴らしいものだったので、これは仕方ないことだったとは思えども、やっぱり真央ちゃんに表彰台の真ん中に立って欲しかった・・・という気持ちは否めない。


若干19歳の若い二人が背負ってきた、それぞれの国の期待と重圧にもめげず、初めてのオリンピックを目指して過ごした4年間がいかに過酷なものだったかは、想像に余る。


その集大成が今日のフリーの演技。
日本の代表、「安藤美姫鈴木明子」はそれぞれ5位・8位と、全員入賞の快挙。
しかも、アメリカ国籍ながら日本人の両親を持つ「長洲未来」も4位。


アジア勢の台頭を予感させる今大会であった。


ところで、二位に甘んじなければならなかった浅田真央の悔しさは日本人だったら誰でも胸にこたえたと思う。
それはそれとして・・・、そこからが問題・・・。
真央の悔しさは本当に共感するし、私自身も胸が一杯になってこみあげるものがあった。
でも、彼女の表彰台の上の表情はちょっと苦かった。
小さなミスであったとは思うが、ミスをしたことは競技なのだから取り返せない事実。
そのために「世界一」になれなかったということで、笑顔が出なかったのはちょっと悲しい。
何といっても、「世界で二位」の銀メダルを取れたのだから、そちらの方をもっと喜ぶ気持ちになって欲しかったなぁ・・・。



宿命のライバル・キムヨナ に負けた悔しさからの表情だったら、全世界の人々の目に入る表彰台の上のマナーとしてはいただけない。
そうではなく、多分、この硬い凍ったような表情は、「自分の不甲斐なさ」への後悔からくるものだったと想像する。
純粋であればあるだけに、期待をかけてくれた皆への負い目や、いろんな事がない交ぜになって、笑顔が作れなかったのでは・・・と思う。


でも、あそこで何時もの無邪気な可愛い純粋な笑顔で手を振ってくれたら、もっともっと「浅田真央」の人間性が評価されたのでは・・?と、とっても残念な気がする。


何はともあれ、本当に素晴らしいドラマを見せて頂いた。
また次回の「ソチ」のオリンピックを目指して戦いが始まることと思うが、その時には23歳という大人の顔でまた表彰台に登って欲しい。 二人とも・・・。
世界一位!と、世界二位!という誰にも真似が出来ない素晴らしい、「努力と結果」を喜ぶ、溢れるような笑顔で・・・。