- ママのウェディングドレスとお揃いのお祝い着。
新しい生命を迎える、心ときめくひとときをお過ごしのRさまにお祝いを。
お式の前には、共布で「リングピロー」をお手作りすることをお勧めし、出来上がったイニシャル入りの見事なピローで挙式されたのです!
きっと素敵な素敵な記念になったことでしょう。
- 私は、二人の息子が生まれた時、それぞれに「長男はパール」「次男は珊瑚」の指輪を買って貰った。
お値段にしたらたいしたものではないが、パールはオーソドックスに、珊瑚は、次男が生後一ヶ月で転勤した高知の名産を記念して。
それぞれが独立してひとり立ちをした時に、伴侶となる方に差し上げるつもりで大事に大事に持ち続けてきた。
さて当日、結婚式の前日書き綴った手紙と一緒に、ウェディングドレスと共布で作った袱紗で包み、式場にもって行き、二人の契りの式が済んだところで花嫁さんにそっと渡した。
邪魔だったとは思うが、どうしてもそうしたかった。
質素なりに素敵な素敵な思い出の挙式だったと思う。
「このパールは、彼と同じ年月私の宝として大事にしてきましたが、今日からはあなたのものです。バトンタッチします」という文章を書きながら、彼と過ごした年月の重さを抱きしめながら、初めて滂沱の涙にむせんだのももう随分昔のこと。
今では本当に素敵な一家を構えて仲良く過ごしていてくれる。
などなど、思いも深い「共布」のメモリー。