MEMEの日々のことども

日々の星屑を拾って書き残そう・・、そんな「85歳」。  HP「素材の小路」「MEMEのベランダ」(裸婦デッサン等)「MEMEの便箋」「ドレスの小路」「けいの部屋」など。

成田山参拝

毎年1月1日には成田山に参拝するのが我が家の慣例行事。

45年程続けていると、欠かすことが出来ない行事になってしまっている。

今年も、家人が「家長」としての任務のように「お守り」を一人一人に手渡しているのが何だか頼もしくうれしい。

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炊いた煙で煙る参道。

願いを込め乍らこの煙を「気になる部分」に当てると守ってくれるらしい。

勿論、私は盛大に「頭」「足」「胸」と念を入れて願ってきた。

「頭」には何回も盛大に!!!  ( *´艸`)

 

さて、帰りにはこれまた恒例の「おばあちゃんの誕生会」を・・・。

ここ数年、何時の間にか「馬車道」(ピザ・スパゲティなど)で食事をすることになっている。

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そして孫からの、これまた恒例の「カレンダー」のプレゼント。

(撮り忘れたので写真は後日UP)

 

毎年楽しみにしているテレビの「ニューイヤーコンサート」に少し遅れたけれど、家に着いてからはのんびりとコンサート三昧。

ささやかながら毎年繰り返しているお正月行事を、今年も皆が元気で続けられたことは、何よりも何よりも幸せ!!

 

次男一家は、職業柄お正月は1日だけのお休みで、なかなか一緒出来ないのは残念。

 

昨夜の地震騒ぎが影響してか(まさか)今日は一日体調不良でふらふらして過ごした。

 

明日はいよいよオントシ「82歳」に・・・。

完璧に老体になってしまった私。

健康でなくては長寿も悲しいものになる。

この頃それをしみじみ感じているので、身体を労わりながら頑張って行こうと思う。

 

明日は、今年おせち料理を盛った家人作のお皿をUPしてみよう。

それと、毎年敷いている「はらん」の我が家の歴史も・・・。

大晦日

いよいよ今日は「令和元年」の大晦日

新しい年号のはじまりの年として記念すべき日々だった。

「昭和」「平成」「令和」と三時代を生きてきて、まさに大檀上の年号。

なかなか馴染めなかった「令和」も段々身に就いてきた感があり、争いのない穏やかな一年一年が積み重なっていくことを願っている。

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(新しい息吹に包まれながら天に向かって伸びていく新芽) 家人作

 

今日は、二階の長男夫婦が「手作りラーメン」を振る舞ってくれた。

昨日からスープを取ったりチャーシューを焼いたりの手間仕事。

私の息子にしてはアッパレな「料理大好き人間」になってくれてうれしいぞよ。(^O^)/

(料理下手な母親に育てられたから・・といつもまぜっかえされる!)

何はともあれ、今年も無事にこの美味しいラーメンで幕が降ろせたのは幸せ。

息子達其々の家庭が恙なく新年を迎えられるのは何よりもうれしい。

ありがとう!! 

 

さ、来年もそれぞれの彩りで一年の積み木を重ねて頂戴ね!!

 

世界の平和とともに、日本の、我が家の無事を祈って除夜の鐘を聞こう。

 

 

シャツ襟の・・・

こんな年末の忙しい最中に書く事でもないけれど、ふと、テレビに写った女優さんの襟元を見ていて唐突に思いだした「45年」程前のあるシーンを書いてみましょう・・・。

 

昔から洋裁が好きで、独身時代は通勤着も自分で縫って自作自演を楽しんでいた私。

中学・高校時代に家庭科授業で基本的な事を教わっただけだったけれど、兎に角生地が好きだったので、日曜日といえば母のミシンを借りてせっせと自分のものを縫いながら細かいことを習得していった。自己流で・・・。

 

で・・・、自分のジャケットやオーバーまで何でも縫えるようになった経歴から、嫁いでからは、義母・義妹・弟嫁さん達まで手を広げて練習台になって頂いた。

勿論、我が子二人の兄弟の服は殆どお揃いを作り、悦に入っていた母親時代。

 

そんな洋裁のわくわく時代に陰りが射してきたのは、息子達が中学生になったり、義妹は結婚して遠くに行き、義母も逝って・・・、と、私の服を必要としてくれる人が居なくなってしまった・・・、あの頃のこと。

 

あるデパートの催し行事で「手作り祭り」でスペースを貸してくれるという事があり、三回ほど参加して楽しんだことが有った。

そこでは自分のお店の責任は自分にあり、「にわか売り子さん」で二週間通ったものだ。

 

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さて、やっとこの「シャツ襟」の本題に入れる・・・!  ふぅ  (*ノωノ)

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そこに出品する為に、シャツや、エプロン、ワンピースなど、いろいろ作り貯めるのだけれど、楽しくて楽しくて、日暮里で買った端切れなどでせっせと製品を作ってその日を迎えたものだった。

足が棒のようになる売り場での立ち仕事や、慣れない接客なども初めての事なのに、全然苦にならなかったのも若さと「洋裁」への情熱だったのかも・・・。

 

そんな経験を三年は出店した記憶があるのだが、その中のある日の「あるシーン」が、「フラッシュバック」のように思いだされたのだ。

 

出店した私のブースはあっという間に品切れ状態になり、嬉しい悲鳴を上げる結果になり、デパートから帰宅した後、疲れた身体を鞭打って大急ぎでエプロンなどを補充して乗り切ったものだった。

 

そんな終盤を迎えようとしていたある日・・・。

一人の同年齢程のご婦人が、つつ・・と近づいて来て、ワイシャツを手に取って私の前に差し出した・・・。

そして襟を指さしておっしゃった・・・。

「あなた、下手ね。 ここがすっきり出来ていないわよ」

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私自身も、その部分の「もたもた感」は自覚していた。

「あ、そこはいつも上手くすっきり出来なくて苦労しているんですよね・・・」

と私。

「私は上手く出来ますよ! もっと工夫してご覧なさい、少なくともお店に出すのだったら」

「洋裁関係のお仕事をしていらっしゃるのですか?」

「私は十何年洋裁の仕事をしてきました。だからこういう仕事が気になるのです」

「すみません・・・、この重なった縫い代の処理はどうすればいいのでしょうか・・・?よかったら教えてください・・・」

「私は知っていますが、そういうことは自分で研究なさい!」

 

すい!とブースの前を風のように通り過ぎて行った彼女。

 

その一瞬のつむじ風のような出来事は、時々「フラッシュバック」のように私に吹く。

 

今もうまく縫えない私・・・。

 

 

 

 

今朝の夢

私が、重篤な病を得て入院・・・というシチュエーションの夢を見た。

 

うれしいことに、いろんな友人・知人がお顔を見せて下さり、懐かしいわねぇ~~!と日頃のご無沙汰を口にしながら笑顔で応対していて、あれ・・・?そういえばこの方はもう数年前に先立たれていらっしゃる筈・・・!と思いながらも、それを不自然とも思わず応対している私。

夢の中でいろんな方とお会いし、昔のままの友人が温かく寄り添って下さるのを心うれしく過ごしていた。

目が覚めてゆらめく記憶を再確認してみると、あれ・・・?あの方も、この方も・・・、もういらっしゃらないはず・・・。

でも、心の中にほっかりと灯火のように温かいぬくもりを残して存在していて下さった。

改めて、友人・知人の有りがたさを心に宿したことだった。

 

齢を重ねると、思いも寄らない夢をみるものだ・・・。

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レイヤーの練習で作った額。