MEMEの日々のことども

日々の星屑を拾って書き残そう・・、そんな「85歳」。  HP「素材の小路」「MEMEのベランダ」(裸婦デッサン等)「MEMEの便箋」「ドレスの小路」「けいの部屋」など。

翼の折れた天使

旅行のお土産・・・続きで、もう一話。

 

孫娘が「北海道」へ修学旅行に行き、お土産!と渡してくれたのがこの子 ↓

 

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クリオネのように、スカートの中にガラスの玉がしつらえられ、揺らすとチロリンと美しい澄んだ音色が愛らしい。

両手にしっかりと「ハート」を持ち、天使の羽が美しい。

(ピンクのリボンの訳は後述)

 

ところが・・・!

この美しい小さな「天使」が、「あの日」から、世にも恐ろしいことを知らせてくれる我が家のお守りになってくれるとは・・・!

 

「あの日」とは・・・?!

 

3・11の「東関東大地震」以来、2か月以上に及んだ余震の度に、チロリンチロリンと、激しく・弱く・私たちに地震を教えてくれたのだ・・・!

 

私が座るソファーの傍に吊るしているので、直ぐに耳に伝わり、テレビの【緊急地震速報」のブガブガブガという激しい不協和音とともに忘れられない音になっている。

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わかるかなぁ・・・? ちっちゃくて・・・。

 

この小さな天使ちゃんが、チロチロと鳴って揺れの大きさを教えてくれていた。

今は亡き小桜インコの「地味タン」も私の傍に引っ越しさせて、一緒に忘れられない日々を過ごしたものだ。

 

その後、そんなに美しい「天使ちゃん」を、なんということ!ふとした私のドジで、翼を折ってしまったのだ・・・。

急遽ピンクのリボンで縛り、今も同じ場所で守ってくれているが、彼女の「チロリン」はもう聞きたくないものだ・・・。

 

あれからもう7年半余、あちらこちらで大きな災害が相も変わらず起こり続けているが、この「翼の折れた天使」を見る度に、祈りにも似た思いがする。

 

どうぞ日本の、そして世界の災害が起きませんように・・・お守りください・・・。

 

美しくも儚く私の傍に居続ける「翼の折れた天使」に願う私。  (>_<)