地味たんが私の手の中から突然居なくなってから、そろそろ一週間・・・。
この寂しさは何に例えようもないものだけれど、「日にち薬」とはよく言ったもので、
あの衝撃的な胸の痛さが、追憶の甘さが少し加わった複雑な痛さに代わったことを実感する。
実は、丁度その日、家人の買い物ついでに頼んだ「むきみの餌」。
その新しい袋がソファーの足元にあるのが片付けられなくて・・・。
あの日、そろそろストックが少なくなったけれど、餌箱になみなみと「むき身餌」を入れてあげた・・。
その満々と入った餌箱の表面を、ちょんちょんと突いて「ギザギザ」跡を残して逝ってしまったあの子・・・。
その「ギザギザ跡」が平らになるまでは、籠をそのままにしておこうと決めた。
何日掛かるか分からないが、彼の生きていた証が残って居る限り、毎日餌箱を確認して覗いている。
新しい袋から、美味しい新しい餌を食べさせていたらなぁ・・・。
それがちょっと残念。
あんなにうるさい程力強い「ぴ!ぴ!ぴ!」という啼き声が、なんと!「ぴよぴよぴよ」と子供のような小さな声になって半月ほど、「どうしたの?」と、それさえもが胸キュン!だった私たち。
ありがとね!地味たん!
餌箱のむき身のポチポチ跡が消えるまで、毎日覗いているよ。
でも、もう、泣いていないからね! 大丈夫だよ!