MEMEの日々のことども

日々の星屑を拾って書き残そう・・、そんな「85歳」。  HP「素材の小路」「MEMEのベランダ」(裸婦デッサン等)「MEMEの便箋」「ドレスの小路」「けいの部屋」など。

人間ウォッチング 私編(17年前の自虐話)

自慢じゃないが、MEMEの足は大きい。
女性にあるまじき「サイズ 24.5cm」

太ってみて初めて分かったのだが、体重に添ってちゃんと足のサイズも成長するのだ!

私だって独身時代は、スマートな身体だった!(しみじみ・・・)

ウェストだって、58cmだったんだから!(誰に訴えているんだか・・・)(*_*)
その時から比べると、驚くことに、「25kg」も成長したことになる!
簡単に25kgと言うが、考えると、5kgのお米の袋を持ち上げるのだって大変なのに、それが、なんと、5袋!!
そいつを、片時も離さず、毎日毎日かついで生活していることを思うと、実にけなげ!

孫の小二の坊主君が丁度そのくらいの体重。
とすると、彼くらいの子供一人をお腹にいれてしまったことになる・・・。

うそ!? (*_*;

人様は私のことを、「そ〜んなぁ〜。そんなに太って見えないわよぉ〜」などと
お世辞(?)を言ってくれるが、実際ほんとのところほんとにほんとに困っている。

まずは「靴」。

「ご婦人用」の「24.5サイズ」は少ない。
あるとしても、「どうでも、入ればいいんでしょう?入れば!」みたいなデザインの、ばこん、ばこんと音がしそうなぺたぺた靴。

少しはしゃれっけも残っている私としては、ご辞退したい。

おまけに「外反母趾」とやらで、無理してこじいれて穿いたら穿いたで、
後が悲惨。

「サイズ24.5cm」「横幅 EEEE」「外反母趾」ときたらもう、絶望的!
そのくせ、困ったことに私の洒落っ気はまだ残存している・・・。

こんな私、洋裁の腕が少々あるにかこつけて、ウェストが少しきつくなれば、
「はいはいはい」と直してしまい、ダブルの打ち合わせを、ボタンを移動させてシングルにしてしまうなどは朝めし前!
従って、洋服関係では不自由なし!(有る!既製品が買えない・・・)
自作自演しか道がないのに、ひと様のドレス製作に時間を取られ、結局「入らなくなった昔の服の幅だし」服しか着れない悲惨な私。
まさに「紺屋の白袴」状態・・・。

ここまで書いてきて、ふと、頭の中で自分をイメージしてみる・・・。

ぎゃ〜。
自虐趣味?と思えるほどの我が姿・・・。

いえいえ、そういう趣味はございません!

でも、太っているからというだけで自他共に暗い人生を送っている女性の皆様に
(大きく出た〜!)、ここに、めげずに生きているMEMEさんがいるよってメッセージを送りたいのです!

実は私の場合、50代半ばでの「甲状腺腫瘍」の摘出手術後、ホルモン療法をしているため、脂肪代謝バランスが崩れ勝ちでこういうことになっているのだが(多分)、滅入っていても何の進歩もない。
それならば笑っていようということに変身したのだ。
どうにもならないことだったら、丸ごと引き受けて、「冗談」まじりに話が出来た方が人生楽!
病から立ちあがり、これだけ元気を取り戻せたんですもの!
勿論、「血圧」「糖尿」などなどが正常だということも条件。

「食事ひかえれば〜?!」などと他人事の様に言う息子。
朝食「トースト半枚」、ご飯は夕食の「軽い一膳」だけ、という禁断生活を、これ以上どう減らすの?。

「じゃ〜、運動、運動!運動不足だよ!」。
うんうん、確かに。
でも、「老人性膝関節変形症」で、先日、足が曲がったまま動けなくなって病院に担ぎ込まれたのも、越した新居がウォーキングに最適な環境で、嬉しくなって気合を入れてウォーキングを始めたとたんの出来事。
先生からは、次に同じ症状が出たら即「手術!です!」と脅されて居る身。

怪獣のような容姿をご想像の方々・・・、(実際そうですが・・)に一言。

そんな私でも、それなりにお洒落心を保ちつつ、そのお腹を何とか包み込むサイズの
ドレスを作りつつ、25サイズのぽたんぽたん音のしない靴を探し続けて、
ケナゲに元気に明るく生きているMEMEなのです!


・・・という、
17年前の上の記事と、78歳になった今の私の現状が、まったく変わっていないという事実にちょっと打ちひしがれている今・・・。

あぁ・・・。




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