先日も少し触れた、上野の文化会館(小)でのリサイタルに出かけてきた。
この年になってからの「夜」の外出は危ないので遠慮しているのだが、このリサイタルだけは何としても拝聴・拝見に伺わなくては・・と、家人と二人で行ってきた。
なんといっても彼女は、芸大時代から25年以上前からドレスを作らせていただいている私にとっては、この仕事(ドレス製作)を始めるキッカケになった恩人でもある女性!!
東京にいた頃、我が家の息子二人と彼女ご兄妹が同じ小学校の同じ学年で、ご近所でもあった関係から、お母様と親しくさせていただいていた私・・・・。
お雛祭りの段飾りを拝見させていただいた頃の、あの幼い日から存じ上げて、はや幾とせ・・・。
今は、「世界の」の冠を載せてお名前が広く知られる存在になられて・・・。
最近は、4年に一度行われるフランスの【ロンティボーコンクール】の審査員としてもご活躍。
そんな彼女のドレスを、25年以上もお作り出来たことは、私の大きな大きな「誇り」!!
そんな自慢話(?)は置いといて、昨日の素晴らしい、素晴らしすぎる演奏の余韻とともにリサイタルのドレスを載せてみよう・・・。
金を織り込んだ白い生地に、グリーンのレース(模様にスパンとビーズが付いた最高のレース)を被せ、同じ系統色のサテンでウェストを引き締め・・・。
色的には少し地味ではありながらも、全身に施されたスパン等のキラメキが最高のムードを出していた。
(写真にはその煌きが写っていないのが残念!)
舞台での、言葉に出来ないほどの迫力と技巧に満ちた演奏に、満員の客席からため息が出ていた。
いやぁ・・、本当に「ドレス作り」の最高の醍醐味!!!
うれしい夜だった。
これからの益々のご活躍をお祈りしよう。
そして、このところお大変な事が多かったお母様のお元気な顔にお会いできたのも嬉しかった!
昔の「後援会」の皆様にもお会いでき、タイムスリップした思い。
本当に有難いこんな交友に、感謝!!
明日は、今日のコンサートでお召しのお若い方の「赤いドレス」を展示してみよう。
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