- 昨日はお約束を果たせずに寝てしまったので、今朝一番に「リフォームドレス」の画像のUPをしよう。
最初の画像が「before」右が「after」。
肩の部分が変に立ち上がって身体の線に合っていないし、サイズ的にも非常に不都合な点があり、高価な既成ドレスだったそうだけれど、一度舞台でお召しになったまま、このままでは着用出来ない感じだった。
全体的にほどき、すっきりしたシルエットに直した。
スカートの裾幅は最大限生かし、ゴージャス感を残して裁断し直し。元が何故かバイヤス度が違っているので、ちょっと縫合のツレを心配したが、オーガンジーの生地の性質がカバーしてくれたようで大丈夫だった。
これがシフォンなどだったら、縫い目が完全に捩じれてしまうところだった・・・。(>_<)
そういう点がやはりリフォームの怖さだ。
自分で裁断する場合は、縫合する線は絶対に「バイヤす度」を同じにして断つ。
その辺が既製品の既製品たる部分なのだろう。
でも、ほどきながら、既製品の縫い方や断ち方をじっくり観察出来たことはとても収穫！！面白かった！
ベースがサテン、その上にオーガンジーを二重に被せ、全部で３重に仕上げたドレス。
「before」では、その間にもう一枚、黒のネットゴースを縫い縮めてゴワゴワッと貼り付けてあった。それは取り除き、スカート部分を膨らませたい時は別にパニエを履いてもらうことにした。
客席から良く見える右ウェスト部分を中心に清楚なシンプルなビーズ刺繍と、ラインストーンでキラリ感を出して、シンプルな中でも豪華さを出してみた。
とても身体に馴染んだとうれしいメールを頂戴して、ほっと一息。
留学先でのコンサートにお召し頂くとのこと、私もとてもうれしい。
右は、着用のアレンジ例。
