昨日の続き・・・
先日見たテレビでの一シーン・・・。
熊に畑を荒らされて困り果てて取った手段・「檻」に、見事に嵌まってしまった熊の映像だった。
確か、NHKのニュースだったと思う。
鉄で編まれた小さな檻に座り込んだ黒い塊・・熊だった。
その熊が振り返った時、身体が震えた。
真っ赤な口がクローズアップされると、何と!右の下の一番強い筈の犬歯(?)がポッキリ折れ、今にもこぼれ落ちそう。
それが、口周辺の赤い血液の中で純白に輝いているのが一層胸にグサリとくる。
身動きすら不自由そうなその檻の中で、そこに至るまでの時間をどのような思いで逃げ惑ったのか・・。
美味しそうな餌(多分、芋かトウモロコシか)を見つけてわくわくと踏み込んだお腹っぺらしの若い彼が気が付いた時には、既に囚われの身。
それに気づいた彼が取った行動は、鉄の柱を食いちぎるか、体当たりするしかなかっただろう・・・。
どれだけの時間その恐怖と戦ったのだろうか・・・。
目の先にある筈の「お芋」や「トウモロコシ」は勿論彼の口には入らなかっただろう。
そして、弾丸のように暴れ、鉄柱を齧り、体力の限界まで一匹で戦ったあとの映像だったのだろう、疲れ果て、諦め果て、黒い瞳には絶望が滲んで・・・。
いっそ、集まった周囲の人間に「咆哮」したり襲い掛かったりしていたらこんなに胸が痛くは感じなかったのだと思うが、檻の小さなスペースにぺたんと座り込んでハーハーと息をするだけの、絶望の彼。
闘うだけ闘い、体当たりして逃げ場を探し、何とかしなくてはと鉄柱を齧り、疲れ果てた末の静寂・・・。
その一瞬の映像が、音を立てて私の胸に刺さってしまったのだ。
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農家の獣害の現状も理解している。
こういう手段で畑を守る行為も理解している。
だから、これを書くことで「非難」している積りはない。
本当に、本当に、全てを分かっている。
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だけど、
「せめて最後の【檻の中の芋】を食べてから捉えられたらよかったね・・・」
「どうせ捉えられるのなら、不安と恐怖の地獄の時間が短かかったら良かったね」
「折れた歯が綺麗な真っ白な歯だったから、まだ若い子だったのね」
「きっと、【俺、お腹が空いていたいただけなんだけど、何か悪いことした?】
と思っていただろうな・・・」
いろいろいろいろ・・・、カメラにアップされた彼の諦め切った黒い目が思い出されて、私の頭に突き刺さっていたこの数日。
少しその残像が薄れかけたかな・・? と思った昨日、手にした美味しそうなお芋・・・。
思わずぽろぽろと涙が流れ、お芋をてにしたまま嗚咽していた。
本当に、大人げない・・!ということは百も承知している。
本当に、仕方ないことなのだということも納得している。
こんなことを書いている私だって、平気で「肉食」を当たり前にしている。
部屋に走る「Gさま」(ごき)には大騒ぎして「シュー」も平気でする。
だから、誰も悪いのではない・・・。
全部仕方ないことなのだ。
でも、でも・・、あの子に「お芋」を食べさせてあげたかった・・・。
歯がポッキリ根元から折れるほど檻と戦った絶望の時間を短くしてあげたかった・・・。
★
私の「エンディングノート」に、近いうちに一言書き添えよう。
「苦悩と絶望の時間はなるべく短く済むように・・、手当てをお願い」
そして、食いしん坊な私が望んだら、おなか一杯にして送ってね・・・と。
昨日の「お芋」から、とんでもない方向に走りだした私の「ことども」。
一体、何を書こうとしていたのか・・?と、今となっては少し恥ずかしさが襲う。
決して「センチメンタル」な気持ちだけでは無いことを分かって下さいね。
それだけが心配。
たった・・・、たったそれだけのことを、こんなに書き連ねてしまったが、
私にとっては、とても大事な出来事だったのはどうにも仕方ない。
ただ、こうして書いて履きだしてみたことで、今夜からは眠れるかもしれない・・・。
さつまいも
我が家の初採れのさつまいもを手にして、思わず号泣したこと・・・。
数日前にテレビで見てしまった「ある画面」・・・。
それ以来、胸を締め付けられるそのシーンが頭から離れなくて、ひとり悶々と眠れぬ夜を過ごしていたが、この美味しそうなサツマイモを食べようとしたとたん、また思い出してしまった・・・。
折角美味しそうに焼き芋を作ってくれた家人には申し訳けないけれど、思わずぽろぽろと泪し、嗚咽を始めた私。
その「訳」は、明日書こう・・・。
美味しそうなサツマイモから連想した先日のテレビ画面のワンシーン。
自分でも忘れたいのだけれど、どうしても駄目だ。
隙間隙間でふと私の脳裏に甦ってくる。
誰が悪いのでも無い。
そんなことに心揺れる私が「ばか」なのだと承知はしている。
そんなことで数日間も眠れぬなどと言っているのは確かにおかしい。
自分の「矛盾」も全部承知してはいるものの、あのワンシーンが胸に迫ってくるのだ。
これを書くことで「あのシーン」を忘れられたらうれしい。
明日・・・。
おさなごシリーズ 2
ふと気付けば、孫息子達(二人)の絵がほんの少ししかないのはどうして?! (≧▽≦)
片手落ちになるので、「おのこ」達も拾ってみよう・・・。
【MEMEのベランダ】内 絵本 【はるちゃんが生まれた】より
http://memeveranda.web.fc2.com/indharu.htm
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小学校 入学式(ぺインター)
Kたん 鉛筆(4B)
笑顔(ぺインター)
鉛筆でデッサン・・・パステルとぺインターで色付けして・・。↓
姉弟の記念日に写真屋さんで。
(僕の左指でツン!がツボ)ぺインターで。
湯上り(パステル)
おおさむ こさむ 鉛筆(4B)
おさなごシリーズから・・
今日は、久しぶりのお天気だったのに、朝から「め・ま・い~~~~!!」
わが家近辺は辛うじて陽の光が差していたが、あちこちに「竜巻注意」や「大雨注意」などとテレビのテロップが騒がしいところをみると、空の上では怪しの風が吹いていたらしい・・・。
目に見えなくとも「圧」で感じてしまう私の感性の不思議。
(みすずか・・・?!) ( *´艸`)
一日壁伝いのソロ~リ歩行で何とか眩暈をやり過ごせた感じ。
勿論、「トラベルミン」一日2錠のお世話になったけれど・・・。
(耳鼻科の先生お勧めの「めまい対策」で常備している)(*_*;
昔の「おさなごシリーズ」を見ていたら、16年の月日の歴史を懐かしく思った。
孫達はみんな大きくなってしまって、こうして熱い思いをパステル用紙に塗りこめたのも昔がたり・・・。
でも、いつ見てもあの頃の想いを伝えてくれるこれらの画像。
描いておいてよかった!! (^O^)/
睡眠負債
ここ数年、入眠が上手く行かなくて困っている。
そこで、ついつい「誘眠剤」(病院で処方してもらったもの)のお世話になってしまうことが多い。
眠りにつけない時間で、何が辛いって・・・、多くは「負」の世界が頭に行き来すること・・・。
それも、過去の「思い出したくない苦い失敗」や「そういえば、あの時誤解されるようなセリフを口にしたな・・」とか、無意識に頭の奥に仕舞って、すっかり忘れていた出来事が鮮やかに甦るのだからたまらない・・・。
昼間は全く感じない悶々とした時間を過ごすことは本当に苦しい。
これは私だけかしら・・と悩んでいたら、「睡眠負債」という問題でテレビなどで取り上げられる事が多くなり、これもやっぱり「お歳ごろ」も関係しているらしい・・と思えるようになってきた。 (*_*;
何にせよ、心ゆったりと日々のことどもを楽しんで余生を過ごせたら嬉しいなと思う。
さて、間もなく明日を迎える・・・。 これから就寝・・・。
美しい花の画像を見ながらベッドに入りましょう・・・。 (^O^)/
おやすみなさい。
今日のデッサン 【クロッキー特集】
今日は、午前9時半から12時まで、全部「クロッキー」を描く日!!!
待ってましたぁ!
今日は、いつもの「4分クロッキー」と違い、太い線で描いてみようと試みた。
雨模様の嫌なお天気で、体調も良くなかったので、「今日のデッサン会はサボろうかな・・?」と思いながらも、「めったにないクロッキーデッサンの日」なので、勇気を奮いたてながら出かけたものだ。
でも、描いている内に楽しくて楽しくて、またこのような日を設けて頂けたら嬉しいな・・と切に願いながらデッサン会は終わった。
いつもデッサン会の初めに、ポーズを決める為の「4分クロッキー」を4回し、その中から「本ポーズ」を挙手で決めるのだけれど、今回のように、「10分」という時間を当てて、しっかりとクロッキーに立ち向かえる時間を経験したことは、本当に嬉しい事だった。
クロッキーでは、「ムービー」という方法もあり、モデルさんが、緩く自由に身体を躍らせている躍動感の一瞬を描く方法もある。
それもまた楽しい勉強!!!
やっぱり下手でも何でも、「描くこと」が好きなんだと自覚した日であった。
何やら突飛な「お芋」記事に、自分でも心の整理が出来ないまま日が過ぎました。
aikawaさまや都忘れさまからのお書き込みも頂き、自分なりに総括してみたら、下記のような文になりました。
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aikawaさま! 都忘れさま!
ご丁寧なコメントをありがとうございました!
満ち足りた食生活を何の疑問もなく享受している私たち人間・・・。
考えてみれば、「キャベツに群がる青虫たちを農薬で追い払い」、「ミツバチが折角収集してきた蜂蜜を横取りし」「お蚕が蛾に変身するために身を守って纏う【繭】をはぎ取って絹をつくり」・・と、小さなことでも身辺を見回すと人間の身勝手な行為がそこここに見受けられますよね。
気が付かない内に地球で一番強い存在になってしまった人間。
私を含め、それが当たり前だと感じていることに気が付きます。
そもそも、命あるものたちの生活圏を侵害しているのは私たち人間なのですものね。
でも、そんなことを考えたら日常の人間生活は成り立ちません。
「青虫がいないキャベツ」を買い、身を守る為に紡いだ「繭」をひっぱがして作った華麗なるファッションを楽しみ、蜂蜜を横取りしたケーキをお洒落なコーヒータイムに食し、もっといえば、魚肉は勿論、毎日頂く「米」や「野菜」や全てに当てはまる「横取り」に気が付きます。
稲でも、子孫を作る為に穂を出し実を結んでいるはず。
その生命を頂いていることを忘れて、無駄に残して捨てたりしても何も心痛まない人間。
何だか、そういうことに気付かないで日常を過ごしている自分にびっくりします。
いわゆる「食物連鎖」は、生きとし生けるものの掟なので仕方がないとしても、人間という生き物は、自然の流れを無視し、不作の季節もなんのその、膨大な「残飯」を捨てる行為に罪悪を感じない鈍感な人々が多くなって居るようです。
テリトリーである山の恵みが不作で里に導き出された熊が知ってしまった人間社会の里の旨味・・・。
もう、引き返すことは出来ませんよね。
一度知った「美味しさ」は忘れられませんものね。
そこで起きる今回のような悲劇・・・。
悲しいです。
あれ・・?
私、何を言おうとしているのか分からなくなってきました・・・。(*_*;
何はともあれ、「熊」や「青虫」や「蜜蜂」や、ひいては「野菜」や「米」や、命を持つ地球の仲間に君臨する我々人間の「驕り」を考えてしまったということ・・。
・・・ということより、もっと切実なことは、自分の最後の瞬間に思いを馳せてしまったことも大きな発想です。
こんなに苦しい「孤独」「「恐怖」「焦燥」という地獄の時間を、せめて「短くしてね」という伝言を「エンディングノート」に書きこもう・・ということ。
急にトーンダウンした「生命愛」の広大な想いは、結局自分の個人的な終末時の願いにすり替わっている滑稽さ!
でも、ここに書いたことで「血の中の折れた白い牙」のトラウマから少し開放されたようで、ここ2・3日は睡眠を取り戻せています。
ただの「おセンチ」とは違う、自分なりに結構必死な「終末願望」にまで想いを繋げたここ数日のことでした・・・! (≧▽≦)
ちょっとオカシイですかね・・・?
うん、おかしいかも・・・。 (*_*;
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世界的にいろいろ問題が山積しているこの時代に、暢気にこのようなことを書いている私が少し恥ずかしいのですが、これもきっと心の片隅に留めておかなくてはいけないことだと自分では思います。
昨日も隣国からの脅威に身が縮んだ事件がありました。
人間って・・・!