MEMEの日々のことども

日々の星屑を拾って書き残そう・・、そんな「85歳」。  HP「素材の小路」「MEMEのベランダ」(裸婦デッサン等)「MEMEの便箋」「ドレスの小路」「けいの部屋」など。

車中ウォッチング(携帯編)

          


お出かけの帰りの車中で、トイメンに座っていた外人・・・。
ハンマー投げの室伏さんのような髭がちょっといかつい。



目が圧倒的に大きい事と、二重が正にくっきりと二本平行にくびれていることと、白目の部分が真っ白なことに感動しながら、見るともなく見ていたら、・・・、あら! びりりり・・と携帯呼び出し音が・・。
黒い鞄をまさぐって取り出した携帯を開くと、「あ、もしもし・・、はいそうです。・・・あの、その件につきまして」などと綺麗な日本語でおしゃべりし始めたと思ったら、つい!と席を立ち、携帯を手で覆いながら腰を低くして乗降口に行き、「今電車の中ですので、後でこちらからかけ直します、ちょっとお待ちください」と、それはそれは綺麗な日本語でおしゃべり。



自分の席に着いたと思ったら、・・・・、ん?・・・トイメンの一番端に座っている私の傍の「消火器」近辺をきょろきょろしながら見ている。
大きな身体を、上下、左右に揺らしながら、真剣に何か探している。



え〜〜?!!
消火器に、何でそんなに気を取られているんだろう・・・。
先ほどの携帯のおしゃべりといい、マナーといい、乗車口に行く時に鞄を座席に置きっぽなしだったとこといい、日本に長く住んでいる方とお見受けするのに、「消火器」が何でそんなに珍しいのかしら・・・。



・・・、と・・・!!!
その二重目さんが、腰を浮かせたと思うと、トイメンの私の隣の席(空いていた)に引っ越しをして来たではあ〜りませんか!!


な・な・・なんと!!!


勿論、私は客観的には「澄ました顔」で座っていたが、神経は左隣の「新規引っ越し人」の動作の一挙手一頭足(あれ?この字でいいのかな?)にびりびり・・・。


何やら、屈みこんで「消火器」周辺を前にも増して真剣に探りを入れている・・・!  (*_*;


そして!  例の携帯電話を取り出すと、充電器を差し込んだではありませんかぁ〜!!  


な〜んだ!
消化器の周りには、そんな設備が付いていたのね・・・。



日本人でありながら、全然知らなかった!
あっぱれ! 二重目の外人さん!