MEMEの日々のことども

日々の星屑を拾って書き残そう・・、そんな「85歳」。  HP「素材の小路」「MEMEのベランダ」(裸婦デッサン等)「MEMEの便箋」「ドレスの小路」「けいの部屋」など。

31年ぶりの卒業

https://www.ncc.go.jp/jp/ncce/about/index.html

 

卒業・・・とは言っても、別の病院への移転ではあるのですが、いずれにしても31年間通い続けた「国立がんセンター東病院」を今日で離れることになりました。

 

その理由は、85歳を機により通院に負担の少ない「近い病院」に引っ越しするということなのですが・・・。

そんなわけで、ちょっとお祝いするという気分ではないのですが、でも、やはりあの31年間通ったあの場所から離れるということは気分の問題ではあってもうれしい!

 

31年間通っていても、今でもあの空間は独特の緊張を感じます。

 

思えば、85歳の人生の約「三分の一弱」を占めるだけの年月を、三か月に一度とはいえ、ゆるく縛られた状態でがんセンター通いをして仲良しこよしで生きてきた事を思うと、何と凄い年月!!としみじみ思う。

 

これからは、ご紹介頂いたより近い病院の先生にお世話になることになり、東病院でお別れのご挨拶をした足で紹介状を携えて新しいその病院へ行き、ご挨拶かたがた初診療をして頂きました。

幸い、今までの30年来の主治医だったH先生もご面識のあるというK先生は、最高峰の履歴をお持ちにも関わらず優しく迎えて下さり、恐縮しながらもほっとしたことだった。

さ、これからはK先生に身を委ねて生きていきましょう・・・! ('ω')ノ

 

H先生! 31年間ありがとうございました!

本当に、31年間「H先生」(がんセンター東の副院長)がずっと見守って下さった奇跡はなんという贅沢!と心から感謝しています。

 

頑張ります!

 

ここまで書いてきて、この文を目にした方が、「何ごと!???」と思ってしまうのでは・・・とちょっと気になってここに戻ってきて追記・・・。

 

昔から読んでくださっている方は多分良くご存じだと思うのですが、わたくしMEMEは「54歳」の時甲状腺がんの疑いで手術をするも、術後幸い良性腫瘍だった事が判明。

(手術してからでないと良性か悪性かは判断出来ないのだそう)

ところが、暫くしてその最初の良性腫瘍の手術後に同じ所から残念なことに再発。

 

二度の手術は出来ないとのことで、その大きくなる腫瘍を止める為の「薬服用」が始まり、三か月に一回づつの観察と薬の発行をして頂きながらの「31年間」だったわけです。

「チラージン」というホルモン薬で足りない女性ホルモンを補給していると言う訳。

だから、まさに、生涯「万年更年期」の世界を生きているのであ~~る!

(何を威張っているのでしょうか?  ふふ)

 

https://retoto.hatenablog.com/entry/20120117/p1

(こんなふう・・・)  ↑

だから、ホルモン剤と身体観察さえしっかりと行えば、普通に「生きていられます!」

でも、まさに終わりを告げる瞬間まで先生の観察下で生きるしかないのであ~る。 悲

 

ここまで書いてきて、MEMEさんは、めったなことでは逝かないと分かっていただけたでしょうか? (残念なことに)えっ?

 

今までと同じく、静かに、お行儀よく、無茶をしないで日々を楽しめば、まだまだ生きますぞ!  (怖い!)

 

そんなわけで、一生手間がかかる「ヒト」ですが、楽しい事をまだまだ残しているので、もう少しもじゃもじゃと遊ぼうと思っていますので、よろしくお願いいたします。

 

いつも付き添って来てくれる家人も、もうすぐ90歳!!  (*_*;

そういつまでも甘えてもおれないぞ・・・と、ここ2~3年は少しずつ事情をお伝えしていて、やっと今日の「決行」になったのでした。

 

家人と二人、よろよろと大きな行事を終えて、帰ってくるなりグッタリコ。

 

でも、今のうちに決行出来て本当に胸をなでおろしたことでした。

 

おじいちゃん、今までありがとう!

そして、これからもよろしくお願いしますね!