MEMEの日々のことども

日々の星屑を拾って書き残そう・・、そんな「85歳」。  HP「素材の小路」「MEMEのベランダ」(裸婦デッサン等)「MEMEの便箋」「ドレスの小路」「けいの部屋」など。

謎の「びろろん事件」について・・・

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先日のドレス纏めに登場したこのお洋服の説明に書いた、「私の結婚式用ゲストドレス。 (お靴 びろろん の曰く付きの・・・)」  ( *´艸`)

 

という、謎のカッコ内の【びろろん 事件】は、下の「電子書籍」のコピーからご覧になれます。

昔からの「ことども仲間」では、知らないヒトはいらっしゃらない・・と思う、とんまで間抜けなお話・・・!( *´艸`)  の始まり始まり・・・! 

 

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      謎の【靴 びろろん 事件】顛末記

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甥の結婚式での出来事! 甥の結婚式に出席することになった。

東京〜京都~東京・・・の日帰り日程。

その日やらかした、シッチャカメッチャかな出来事を書いてみよう。

上手くいかない日というのは誰にも存在すると思うが、今思いだしても冷や汗のあの日 は忘れられない・・・。(恥)

 

ヘァ編

京都ハプニングの第一が、この「ヘァ」!! 出発の前々日にパーマを、前日にヘァダイを・・・、と無理無理をして痛めつけた私の 髪の毛は、当日朝、ホットカーラーで綺麗に巻いたつもりなのに、全然いうことを聞い てくれない・・・。

 

ほぉらぁ〜〜!と自分を責めながらも、出発の時間が迫ってくるので、最後の手段 !「ジェル」で固めたら、わ! 只でさえ薄く弱弱しい髪の毛が結束して、地肌がそこ ここに見え隠れ・・・。(>_<) そこを力ずくでブラッシングしながらヘァスプレーで固めまくって、さて出発。

 

京都までは新幹線の快適な空調で心地よく、ヘァも何とかなだめすかした甲斐あって平 安平安。

ところが! ! 京都駅から「新都ホテル」までのほんの数分間の炎天下の歩行で、汗!汗!汗! 気が付けば、あんなに固めまくった筈の髪の毛が、汗の水分でくちょくちょに・・・!

が〜〜ん! パーマの掛けたては、伸ばさないと変に細かいウェーブになってしまうが、まさにそれ ! 一番恐れていたことが現実に・・。

お化粧直しは後でも修正出来るが、髪だけは「一巻の終わり」・・・。(ーー;)

 

そこで考えた。 いいのさ、いいのさ、わたしゃこれからお嫁に行く訳じゃなし、誰も見てない って・・・! ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

それもこれも、義妹のゲストドレスを二枚縫った後に、この「ちりめんブルーのドレス」を大急ぎで縫っていて、美容院どころではなかったのです・・・。(≧▽≦)

 

 

靴編

厳かにお式も進み、美しい花嫁さんと花婿さんの誓いの言葉、にっこり微笑んで お互いの指輪の交換、フラワーシャワー・・・と、花に囲まれた夢のようなチャ ペルでのお式も終わり、三々五々、ロビーでグラスを傾けながら披露宴が始まる までの時間を過ごした。

水分を含んでちりちりになった髪の毛も何のその、厳かに、余裕の笑顔で「叔母様」風 を気取ってふんわりソファーに深々と座って可愛いゲスト達の華やぎを眺めていた。

 

さて、そろそろ・・・かな? ちょっと化粧室で身繕いをし、会場へと向かったその時!!!!!!!!! 何か変! 右足が何か変!! ばらららん!・・・・と、変な重さと歩き難さ・・・!

えっ・・・?と足を上げてみると、何と! つま先がぱっくり剥がれているではあり ませんかぁぁ!

この場に及んで、何たる事!! 実は、こういう経験は初めてではない・・・。

 

1年前、新橋で同じような苦境に立ったことがあったのだ。

 

友人のご主人のリサイタルを終え、内幸町ホールから打ち上げ会場に移る時に、突然 の「パカリ」・・・。

足を引きずりながらも何とか会場にたどり着き、気を利かせた友人が「輪ゴム」を借り てきてくれた。

それを靴の前部分に巻き、帰宅までは事なきを得たものだった。

 

そんな経験から、「輪ゴム」さえあれば何とか凌げる!!と、傍にいた義妹に 頼み、フロントから借りて来て貰った。

ところがどっこい!!

二・三歩歩くと、折角嵌めた輪ゴムが「びるるるん!」とど こかに飛んでいってしまうのだ!

(ーー;) その度に、心配して傍に居てくれる義妹たちが一斉に「ふかふか」の絨毯を嘗め回すよ うに探してくれて・・・。

 

「あった!」 くるくるに丸まった輪ゴムの束が、思いも寄らない遠距離飛行!で、彼方の絨毯にめり 込んでいる・・。

もう、恥ずかしさを通り越して、込み上げて来る笑いを堪える方が大変。

 

三々五々、美しいドレスを身に纏ったお嬢さん達が、「ん? なに?」という怪訝顔で 通り過ぎていく。

 

「嵌める」歩く・・・「びるるるん!」を何回か繰り返した後、決心した。

 

この方法では絶対まずい。 新橋の時はアスファルトの固い地面だったが、今回は、こともあろうに「ふっかふか」 の絨毯!!

一歩毎に絨毯の毛足とゴムが絡まって「びるるるん!」の大飛行!!!

 

参った! 丁度履いていた靴の甲が編み上げになっていることを思いついた。 それをほどこう・・・。 (ーー;) そして、その紐でガンジガラメに縛ってしまおう!!

靴のデザインが左右違ってしまっても、この際しゃ〜ないわい!! (ーー;)

さて、右足だけ「笹団子」のように紐で縛り上げ、何事も無かったような涼しい 顔をして、オモムロニ会場に向かった。

幸い、洋服がセミロングなので、何とかごまかせるだろう・・。

いくら空調が万全とは言え、一連の重労働(笹団子作成に、うつむいてお腹を圧迫)で 、又もや汗が吹き出、またまた例の髪が縮れ上がり・・・。 もう、この世のものとは 思えない風情・・・。 (ーー;)

 

やっとたどり着いた「親戚一同」の席。

座ってしまえばこっちのもんさ! (^_-)-☆

何が起ころうとも座ったまま・・・。

ふと見ると、あんなにガンジガラメに縛った靴紐が、やっぱりほろろと解けている。

靴って、こんなに縛り辛いものなのね・・・。

そこで、何気ない振りをしながら、紐と輪ゴムの複合でやっつけて、さぁこれで大丈夫 だろう・・・。

披露宴もますます盛り上がり、美しい花嫁さんと、立派に成長した甥と、あちら のご両親、息子の晴れ姿を見つめる義妹・・・、ジーンとくる素敵な時間が経 過し、宴も賑やかに終わった。

 

さて、ゲストの方々も会場から去り始めたことだし、そろそろ私達もお相手側の親戚の方々 にご挨拶をしてから帰ろう・・と立ち上がり、満面の微笑みで淑やかに歩み寄 った!!

 

「この度は、素晴らしいお二人で・・・あ・・・」 そこで気が付いた!!!

立って歩いた瞬間に!! 輪ゴムが「びゆゆゆん!」

とりあえずその微笑だけは続け、何とかご挨拶は終わったが、その場から歩け ない・・・!(>_<)

 

周りにいた義妹達は、必死で笑いを噛み潰しながら「びゆゆん」の先のゴム探しで腰をか がめて絨毯上を徘徊。

 

私ももう、微笑み・・などという言葉が当てはまらない顔面・・・、そう、「 破顔」・・・。破け弾けた! 「ぐぐぐぐふっ」!

 

事情を知らないご親戚の方々の不思議そうな怪訝顔が見えるのに、 動けない、笑いが止まらない! もう、涙を流しながら女三人が笑いこけている図は、 何だろう・・・!

 

「ごめんなさいね、お姉さん、ぐぐぐ、私が笑っちゃいけないのに・・、ぐぐふふ」涙 を流しながら謝る義妹。

 

しかも・・・! お式の途中に抜け出してお手洗いに行くことも出来なかった私には、 そちらの方ももはや「限界」!!!

う・動けない・・・。

 

早くその場を立ち去りたいのに・・・、忌まわしい「右足」!! 一足ごとに、踵付近までの靴底が盛大に垂れ下がってくれる!!!

靴の裏って、こんなに長いんだぁ・・と妙に感心する。

 

いやぁ・・、変な一族。と思われているだろうなぁ・・・。

事情を説明することも出来ずに涙顔でトイレ我慢に身もだえしながらジリジリとその場 を離れようとするお婿さんの親族・・・。

 

本当にすみません・・・。 (今思いだしても赤顔) 失礼にも涙だらけで笑いコケて、ご挨拶もそこそこに、すり足歩行でやっとのことでそ の場を離れたことだった。

 

もう、輪ゴムの「びゆゆん」は諦めて、すり足歩行で新郎控え室まで行く事にし 、ゆっくりゆっくり、一足ごとに「びろろん」(微妙な言い方の違いに注目!) と垂れ下げながら歩いていると、素早くホテルの女性が声を掛けてくれた。

「どうかなさいましたか?」 地獄に仏、「このホテルにお靴を売っているところは有りませんか?・・・、これこれ しかじか・・」というと、ホテルの近くに「伊勢丹」がありますので、帰りに立ち寄っ ていらしたらいいと思いますよ」とのこと。

 

それまでの応急処置として、「両面テープ」で貼りましょう・・と、ご親切にも早速修 理して下さった。

感謝感激!! しっかりと何枚か貼り付けて、「さ、体重で押して下さい」と靴を返してくれる。 重さなら任してくだされ!! ぎゅっぎゅっ!と体重で貼り付けて、まぁ、お見事に元通り!!

早く「両面テープ」の存在に気が付けば良かった!! (>_<)

 

かくして、涙の「靴騒動」は一応の幕となったのだった。

 

ホテルの方曰く、「こういう事は、しょっちゅうあるんですよ。久しぶりに履く 靴がなりやすいんです。結婚式などで晴れのお靴を・・と仕舞ってあったのを履 く方が多いので・・・」ですって!

何を隠そう、私のこの靴も、10年以上前にイタリア・フランスに行った折に買 ったしろもの。

なんでそんな古い靴を・・?とお思いの方、私の「馬鹿足」の嘆きを聞いてくだされ ませ!!!

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1. まず、サイズが25!! 昔は24だったのに、太ったら1cmプラスにな っちゃった・・。

2. 外反母趾で、すぐ痛くなる。

3. 幅広・・・、外反母趾プラス幅広・・ときちゃぁ、入る靴は無いぞ!

4. 体重の関係(言いたかないけど)で、踵が細いと不安、かといって、かぱかぱ鈍い 音がしそうなババ靴は嫌。

 

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そんなこんなで、私が履ける洒落た靴など、絶対に見つからないのだ。

そこで・・・、今回も10年前のフランス製の靴の出番・・・!

外国は、不思議と大きなサイズが見つかり、他にも一足イタリアで買ったのを大事に履 き続けている。

それが・・・、この事件の元だったと知り、我が「馬鹿足」を呪ったことだった。 (ーー;)

 

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・・・、と、こんな出来事があった時に着ていた、思い出の「ちりめんブルーのドレスの悲劇物語」・・・。

 

ふふ、久しぶりに思いだしたので、またもやコピペしてみました・・・。

 

 

 ★ 赤福  

東京へ帰る新幹線での失敗話は、またいずれ・・・!  (≧▽≦)

その日、又最後にやらかしました! (≧▽≦)