MEMEの日々のことども

日々の星屑を拾って書き残そう・・、そんな「85歳」。  HP「素材の小路」「MEMEのベランダ」(裸婦デッサン等)「MEMEの便箋」「ドレスの小路」「けいの部屋」など。

べにはるか

昨日のNHKの「ためしてガッテン」で「べにはるか」を取り上げていた。 (^O^)/

画像からも「お・い・し・そう~~~!」が伝わってくる!

「今までにない食感」という部分を強調して取り上げていたが、確かに我が家も昨年あたりから「これ!!!」という感じになっていた。

「ほくほく」から「しっとり」の感覚だろうか・・・?

甘さも増し、本当に【スイーツ】感覚。

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その番組を見ながら、つい、70年程前の「さつまいも」の味を思いだしたことだった。

薄茶色の皮で、食べると「じゃりじゃり」固くてまるで甘さが感じられなく、今から考えると「さつまいも」とはとても同列には並べられないシロモノだった。

 

あの頃に比べたら本当に信じられない位に美味しい「さつまいも」が食べられることに感謝!だ。

 

戦中戦後食べていた上記の「さつまいも」は、食す為ではなく、飛行機等のための「燃料」を生成するために作られていたものだったようだよ・・・と家人が呟いた。

 

そうだったのか・・・。

それでも、口に入れるものがあることに幸せを感じていたあの頃・・・。

 

それに比べ、「あれが美味しい!」「これでなくては!」とグルメを探求して満足を得ようと必至な今の人々・・・。

 

今から考えると、「家畜飼料用」とも言える配給物資だけで生きて来た昔の人が「極度に不幸」だったのは確かだけれど、こうして生き長らえて、取り敢えず「グルメ」の仲間のような顔をして一人前に「美味しい」「まずい」などと言えること自体凄いこと。

 

私たち戦中&戦後を生き抜いてきた者にとっては、目まぐるしい社会の変化に目を丸くしキョロキョロと身を捩り乍ら順応してここまで生きてきた。

だから、テレビをはじめとする電気製品の恩恵も心から素直に驚嘆し、有りがたく受けている。

 

産めよ増やせよで「子沢山」が当たり前だった時代、その子達を育てる親の苦労はどんなものだっただろう。

毎日毎日、その子達に食べさせる食料を調達するだけでも大変。

よくぞここまで成人させて貰ったもの・・・と、改めて親への感謝で胸が熱くなる。

 

私達世代は、もしかして、「今は幸せ!」と素直に思える一番恵まれた世代かもしれない。

「あの時に比べれば・・・」という、現実をかい潜った経験者にしか分からない「今の幸せ」を得ている。

そういう意味では、戦前戦中派も捨てたものではない。

 

・・・、「さつまいも」から何やら変な方向に話が走りだした。

(≧▽≦)

 

兎に角、「べにはるか」は美味しい!!

家人の収穫が待ち遠しい!