テレビ朝日の「徹子の部屋 特集番組」を終わりまで三時間じっくり見た。
徹子さんの奇抜なお洋服といい、本音のトークといい、飽きさせない自然体な話題は本当に素晴らしい。
もっとも楽しかったコーナーは、「宝塚」を特集した場面。
何が楽しいって、「ドレス」が次々に出てきて、わっぉ!!と目を見張った!!!
こんなドレスが思う存分作れたら楽しいだろうなぁ・・。
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私が作るドレスは、クラシック音楽のリサイタルやオーケストラのソロの方のものなので、こんな風に「きれい!かわいい!」で目立ってはいけない。
まず「演奏ありき」で、それを越えたインパクトがあってはコンサート用のドレスしては失格・・・・。
・・・とはいえ、コンサートの雰囲気を司る一端を担うのもドレス。
リサイタルの二時間程の演奏をじっと座ってお聴きになる観客を飽きさせない、上等な時間にするのも「演奏・ドレス」が相まって作り出す空間だと思う。
観客が、リサイタルが終ってほっと溜息をつきながら立ち上がる時、余韻と雰囲気をそっと感じて下さるついでに「今日のドレスも演奏に似合っていたな・・・」と胸にしまって頂けたら成功! という位置づけだと思う。
でも、それが難しい!!!
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最近作のペパーミントの「タイシルク」のドレス。
オペラシティでのピアノリサイタルでお召しなのだが、舞台で映えただろうかと心に掛かる。
芸術家ともなると、経験が豊富であれば有るほど演奏時のドレスに完璧をお求めになる。
今回も、もう15年以上前から作らせて頂いているのだが、細かいサイズの指定が凄く多く、もう少し洒落たドレスに仕上げたかったがそうはいかなかったのが気になる。
でも、素晴らしいリサイタルで弾き上げるお手伝いが出来たことを誇りに思おう。
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おまけ!!
宝塚風のドレスを・・・とご希望の方にお作りしたドレスも掲載してみよう・・・。
その設えの違いが良く分かると思う。
こういうのも楽しい〜〜〜!!!
どっちも作りたいドレスたち!!!
あ〜・・、この歳になっても、やっぱりドレスに関わっていたいなんて・・。
ちょっと「強欲」? (~_~;)
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