福島第1原発で19日午後、3号機の使用済み核燃料プールに向けた東京消防庁のハイパーレスキュー隊による放水が始まった。
レスキュー隊の活動をテレビで見ていたら、宮沢賢治の「グスコーブどドリの伝記」を思い出した。
昔、宮沢賢治が好きで、せっせと読んだものだった。
急に思い出してもういちど読んでみようと思い、検索してみたらちゃんと全文が出て来た。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/1924_14254.html
ところが、なんと読みにくい文だろう・・・、昔は良く読めたものだな・・と思って気が付いた。
やっぱり年で目が見えにくいのが原因かな・・?と。
我慢して読み返してみた。
・・・・・・・・・・
あれ?、こんなに簡単に終わるんだったっけ・・?
昔、胸を熱くして「グスコーブドリ」のヒーロー振りに心動かされ、彼の行動に心酔したものだった。
・・・と思い込んでいた。
ちょっとかっこよすぎる彼の「犠牲的精神」に、感動していたものだった。
でも、今読み返してみると、・・・あれ?・・・という感じ。
私が若くない、というか、おばあになったから感動が薄くなったのかな・??
現実の「グスコーブドリ」達が、今「原発の放射能」と戦って」いる。
祈りを込めて見守ろう。
・・・で、「ウィキペディア」から抜粋したものを下記に置いておこう。
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イーハトーブの森に木こりの子どもとして生まれ冷害による一家の離散や火山噴火、干魃などの苦難を経験して育ったグスコーブドリがイーハトーブ火山局の技師となり火山噴火被害の軽減や人工降雨を利用した施肥などを実現させる。
最後は身を挺して冷害の再発を止めるという物語。
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放射能の恐怖から身を挺して皆を守ろうとしている作業員の方々に感謝をしながら、ホースの先からほとばしり出る水の曲線を見て過ごした一日だった。
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(YAHOOから)
東京電力は19日午後7時頃から広報担当者が記者会見「福島第一原発1号機から3号機については炉心を冷却するための海水の注入が続いている」として、炉心が冷却された状態であるとの見方を示した。
また、復旧に当たっている作業員のうち、6人が100ミリ・シーベルトを超える放射線量を浴びたことも明らかにした。
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海水注入によって、最終的には廃炉になる運命なのだろうけれど、今後2年余は炉の冷却を続けなければいけないそうだ。
電気系統が回復し、冷却が自動的に出来るようになる時が一刻も早く来るように切望している。