体調が良くないし、さて早めに寝ようかな・・?と思ってテレビを消そうとして、何気なく回したBS3で、メトロポリタンオペラ 歌劇 の「蝶々夫人」(プッチーニ)をやっていた。
「ん?・・・」 目が釘付け!
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コスチュームが、今まで見てきた一般的な「蝶々夫人」と全くかけ離れたものだったので、思わずもう一度ソファーに掛け直して見入ってしまった。
125年の歴史を誇る「ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場」で、2008〜2009年に上演されたものらしい。
物語は今までも何回も見てきたし、何となく分かって居た感じだったが、今回字幕を見ながらじっくりと見てみると、何だか「あらま・・・」という意外な感じに捉われてしまった。
つまり、「日本」と「日本人」を、あまりにもないがしろにしたアメリカ人達の精神構造を目の当たりにし、胸がつかえた思い。
勿論、「蝶々夫人」はそういう筋立てだとは分かっていたけれど、ここまで侮辱した台詞を聞くと、これが世界中で上演され、後世に亘ってなお喝采を浴び続けるオペラだということに、ちょっと怒りさえ覚えてしまった。
「ピンカートン」がナニサマなのさ! 大統領でもあるまいに、人身供養のような15歳の「芸者」の純情を踏みにじって・・・!
あまりの悔しさに、第三幕の「修羅場」を見るのに耐えられなくなって、テレビを消してしまった。
私って・・・、変?