MEMEの日々のことども

日々の星屑を拾って書き残そう・・、そんな「85歳」。  HP「素材の小路」「MEMEのベランダ」(裸婦デッサン等)「MEMEの便箋」「ドレスの小路」「けいの部屋」など。

赤い靴 

先日横浜のイギリス館でコンサートをなさったAさまから、こんな可愛いクッキーが届いた。


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赤い靴   履いてた   おんなのこ

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まんまるチックなお靴が可愛い!!
可愛くて食べられないよぉ〜・・・。


でも、頂いちゃいました!  ぽりぽり・・。  特別な味がしました!!  (^^♪


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今、BS7でヴァイオリンの「神尾真由子さん」の「チャイコフスキーコンクール」の奮闘の模様が放映されたところ。
私の場合、曲はもとより、やっぱりドレスに目が行く。
予選の時のドレスは今回初めて見たが、とっても綺麗なサーモンピンク。
本選では、薄いピンクの華やかな衣装。
この本選の衣装は、日本に帰ってからのガラコンサートで何度かテレビで見ているが、改めて見ると、ほんとうに仕立てが綺麗に出来ている。
見習わなくては・・・。と、本気で思った。



コンクールでは、本選までたどり着くことが如何に大変なことか!・・・!!!



アノ日、ショパンコンクールの本選でファイナりストとしてオーケストラを背にピアノに向かった根津理恵子さんも、こんな重圧と戦っていたのだと、今になってひしひしとその重みを知る。


私が作成したドレスをお召しになって世界の晴れ舞台を飾って下さり、本当に感謝!



それに、今から20数年前の「ロンティボーコンクール (ヴァイオリン)」では小林美恵さんがお召しくださり、「予選の紺色」・「本選の白地に金の雲とり模様」の二着のドレスで奮闘し、ついに「アジアで最初の快挙!」というグランプリを獲得したことも思い出深い。

鳴り止まぬ拍手の中、カーテンコールを7回も・・・というお話をお聞きし、私までうれしくなって興奮した事を思い出す。



その少し前、「チャイコフスキーコンクール」でもMEMEドレスが「本選」で舞台を勤めたのも光栄。
残念ながら「諏訪さん」が優勝されて、彼女はファイナりストに甘んじたが・・・。



でも・・・今から思うと、冷や汗が出るような思い。
何という強運な事だったろう・・・。
まるで「趣味」の延長という安易な気持ちで始めた「MEMEドレス」が、世界のヒノキ舞台に出していただけたなんて、今でも信じられない思いがする。
それから20年余もドレス作りを楽しませてもらっているが、さて、技術が少しは向上したのかしら・・?と、いささか歯がゆい。



こうして活躍していらっしゃる方々のドレスをテレビで拝見すると、私も頑張らなくちゃ!と胸の底からむくむくと意欲が湧き出てくる。
こういう気持ちで胸が一杯になる間は、まだまだ続けられるかな・・?と思う。



神尾さんに大きな刺激を頂戴したことだった。