- 最初から雪景色の写真を掲載しているから、ハプニングの正体が「雪」だということがばればれ・・・。(>_<)
でも、今から思い起こしてもこんなに凄い雪の暴力に会ったのは初めて!だった。
- 家を出て湯沢に着くまでは気持ち良いお天気。
関越道は、いつ通っても景色が綺麗で素敵なドライブコース。
今回はルリちゃんも同行だから、慎重にゆっくり走る。
途中のドライブインでおしっこ散歩をしたり、山並みに深呼吸をしたり、久しぶりのドライブを満喫した。(もち、家人の運転)
土曜だというのに、午後から出発した事もあってかすいすいと越後湯沢に到着。
新潟に行く時には、必ず中間に位置するこの湯沢のリゾートマンションで一泊してから行くようにしている。ここ湯沢に部屋を持ってからもう8年にもなるが、四季折々に素敵な自然に会えて、本当に気持ち良い場所だ。
マンションに入る前に近くのショッピングセンターで食料品を調達し、これで二日間は大丈夫。
ところでこのマンションは動物は持ち込み禁止の規定があり、ルリちゃんは前に来た時は地下駐車場の車の中で寝かせたが、今回はどうかなぁ・・・と、一抹の不安があった。
前の時はまだ子どもだったので、結構「つづら」に中で良い子でねんねしてくれたが、今はもう全部分かる大人。きっと鳴くよね・・・と。
案の定、彼女を車に置いたままそっとエレベーターホールに行こうとすると、今まで聞いた事も無いような悲鳴に近い泣き声が聞こえてくる。
家人と二人で、じっと身を潜ませたままドアの陰で彼女の動静に耳を澄ますが、収まる様子も無い・・。
ちょうどそこへ、このマンションの理事さんがエレベーターから降りていらしてご挨拶。
「今、わんこが鳴くので様子を見ているんですよ。鳴き止みそうにないですね、どうしようかしら・・・」「私からは何ともいえませんけど、キャリアバッグに詰めて部屋につれて行く人もいますよ」とそっと教えてくれる。
「わ、じゃ、私もそうします!! 理事さんにはここで会わなかったことにしますね!見なかったことにしてくださいねぇぇ!」と、早速ルリちゃんを抱っこしてエレベーターの中へ・・・。
部屋に入れたルリちゃんは見慣れない場所に戸惑い、あちこち匂いを嗅ぎまわり、落ち着くまでに時間が掛かったのは言うまでも無い。
間もなくゆったりと寛ぎ始めたころにはもう寝る時間。
布団の上や中で、ぐっすり寝たようだ。
彼女が新しい環境に順応するまでの行動が面白くて、観察もまた楽しかった。
- 翌日の朝、天気予報とは裏腹に、4階の窓からは青空が見える。
寒冷前線がやってくる・・・とは承知していたが、きらきらの高原の空気を吸いながら、イザ、新潟を目指して出発!
家人の運転も手馴れたもの。
ところが、新潟に近づくにつれて雲行きがどんどん悪くなる。やっぱり予報通りだったのかな・・?
- 余裕を持った時間に出てきた筈なのに、同級会会場に着いたのはぎりぎりセーフの状態。あわあわしながら席につく。
今回は「古希」を記念して特別開く会。
何と、男子7名、女子2名が既に逝去、他に連絡不能な方々が結構な数。
その方々への黙祷から会が始まった。
- この歳になると、良いこと悪い事いろんな話に花が咲き、お料理を食べる暇もない感じで会も終わった。(ここは何時か書くとして、今回は端折ろう・・)
- 少し早めに失礼して、家人のお迎えで会場を後にする。
雨・風がどんどん強くなってきて、こりゃまずいぞ・・。
でも、予定通り、次回に計画している新潟での「親娘展」の会場の視察に・・。
そこは、私達夫婦の勤務先だった○○銀行の支店長の元役宅で、市が買い取ってギャラリーに開放しているところ。
お屋敷の一番奥にある「土蔵(金庫)」を改良してギャラリーにしてあるのだが、思ったより古くなっていて、床がぎしぎししているのにはびっくり。
昔、このお屋敷で会をやったことが有ったが、何だか「今は昔」の感あり。
もっと明るく新しい近代的なギャラリーを探す手もあるが、ここは私達の思い出の場所でもあり、姪も次々に二人同じ職場を巣立ったことを思えば、少々の古さも返って思い出に繋がるかな・・・?とも思う。
母も「きらきら」する会場より、この古い縁ある場所を喜んでくれるのでは・・と思う。
ここに決めよう!
- その後、姉達の家を回り、所蔵する母の絵をお借りする。
次姉の家が新しく二世代住宅に建て直したばかりで、新築の部屋を拝見させて貰う。
いやぁ・・!本当に良く考えられていて、建築主の甥達の、両親への心配りもそこここに感じられ、心温かくなる思いだった。 ↓ 甥のブログ (^_-)
http://senritonto.blog.ocn.ne.jp/senridiary/2007/11/meme_1aa8.html
- 長姉は二年前に連れ合いを亡くし、今は大きな家に一人住まい。
82歳にもなる身で、かいがいしく所蔵の母の絵の額を用意して待っていてくれた。
あまりの風雨の強さと、時間が押してしまったこともあり、ゆっくりする暇もなくおいとまする。本当はもっとお話していたかったのだけれど・・・。
元気で頑張っていて欲しい。
同じ市内に、医者の息子(准教授)が見守ってくれているのだから心配はいらないのだろうが、こんな風雨の中、一人の夜を過ごすのかと思うと、何だかちょっと胸がつまる。
気丈な姉のこと、そんな心配は要らないのは分かっているが・・・。
- さて、最後に実家を訪ねる。
母の絵のことは勿論だが、もう一つ大きな目的が!!
そう!、黒柴のクロエちゃんと きかんぼきーちゃんに会える!! (^_-)-☆
居ました居ました! すっかり我が家の一員になった「クロエちゃん」と「キーちゃん」。
生命の危機を救われたあの出来事から、もう半年。
http://d.hatena.ne.jp/retoto/searchdiary?word=%a5%af%a5%ed%a5%a8%a1%a1%ca%dd%b7%f2%bd%ea
http://d.hatena.ne.jp/retoto/20071108
http://d.hatena.ne.jp/retoto/searchdiary?word=%a5%af%a5%ed%a5%a8
キーちゃんの骨折も順調に経過し、丁度「エリザベスカラー」とギブスが取れたところだった。
まだ幼い顔のキーちゃん。むくむくしたお手手とあんよを撫でさせてもらった。
早く走れるようになってね!
- 実家の向かいにある美味しい洒落たスパゲッティ屋さんで家族一緒に食事。
甥一家も来て下さり、楽しい話題に花が咲く。
シラスピザパイなるものも初めて食べたりして・・・。
- 兄たちが「家で泊まっていったら?」と盛んに引き止めてくれるのだが、車で走る分にはこんな風雨はたいした事ないから大丈夫です・・と話しながらお店のドアを開ける。
・・・と・・・、甥の息子クン(兄の孫)がつぶやいた。
「あ、初雪!!」
ひとひら・・ひとひら・・、優雅に舞い降りてくる雪片を手で受け止めながら、何か胸が一杯になるのを感じた。 そう・・、私の故郷はここなのね・・・。
- これから後に起こることを想像も出来ない幸せな感慨・・・。(>_<)
ここからはまた明日・・・。(紙芝居風?)